わっ!ヘンな虫―探検昆虫学者の珍虫ファイル

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784198632199
  • NDC分類 486
  • Cコード C0045

内容説明

コスタリカの密林をかけめぐる探検昆虫学者が出あった奇妙な虫の数々。びっくり生態と昆虫たちが教えてくれる未来の地球。

目次

序章 1日で夏から冬まで体感できる国(探検昆虫学者とコスタリカ;コスタリカの多様な自然 ほか)
第1章 コスタリカの「ヘンな」虫たち(子を守るお母さんツノゼミ;ド派手なコスタリカの虫 ほか)
第2章 「虫こぶ」の未知なる世界(「虫こぶ」って何?;何のために「虫こぶ」をつくるの? ほか)
第3章 「バッグマン」と呼ばれる探検昆虫学者(調査地は標高3000メートル;バッグマン ほか)
第4章 昆虫たちが教えてくれる未来の地球(ハワイの生物的防除作戦;ハワイの緑豊かな「死んだ森」 ほか)

著者等紹介

西田賢司[ニシダケンジ]
探検昆虫学者。1972年、大阪府松原市生まれ。幼いころから、生き物を相手にわが道を行く。中学卒業後、15歳で単身渡米し、アメリカの大学で生物学を専攻する。1998年から中米の国立コスタリカ大学で昆虫学を専門に学び、蝶や蛾の生態を主に研究、修士号を得る。現在もコスタリカを拠点とし、探検昆虫学者として多くの新種や新生態を発見し、国際的に活躍。昆虫を見つける目のよさに定評があり、東南アジアやオーストラリア、南米での調査も依頼される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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chimako

51
恐るべし!寄生バチ。虫こぶの中にまで針を刺し幼虫にたまごを産みつけ、その幼虫を食料に元気良く成虫になる。面白い昆虫の写真にワクワクしていたのもつかの間、寄生バチ、刺されたら危ないアリ(リリー•フランキーの小説を読んでからアリにたいする恐怖心ハンパない)、毒蛇、ツツガムシなどなど、体がむずむずするような虫の数々。あげくの果てに自分の体でヒトヒフバエの幼虫を飼ってしまう辺りは読んでいて気持ち悪い。その幼虫が羽化せずに死んでしまうと「我が子を亡くしたようでがっかりした」と。やはりかなりの変人ですな。2014/08/20

kinkin

29
探検昆虫学者の著者が紹介する南米コスタリカに生息する昆虫たち。自然の中のちっぽけで「ヘンな」虫であっても、そこに存在する意味、役割、仕事(仕える事)があり、それは命の循環の一部で、今あるあらゆる命を生かしている大切で必要な存在だということを知っていて欲しいと書かれていた。ゴキブリは確かに人間にとって害虫かもしれないが、もしかするとゴキブリは人間に脅威を与えるはずの菌やウィルスの侵入から守っていてくれているのかもしれないとも書かれてあり興味深く読むことが出来た。写真もきれいで 昆虫の不思議な世界を知った。2014/04/02

えっくん

25
★★★★☆図書館より借本。コスタリカで探検昆虫学者として研究を続ける著者が昆虫たちの奇妙な生態を解説。植物や他の危険生物に擬態する昆虫や植物内に寄生し虫こぶをつくる昆虫、牧畜や農業を営むアリなど写真入りでの解説が大変興味深いものがありました。特に虫こぶの中に寄生している昆虫を狙って寄生する昆虫がいたり、いったい誰からそんな知恵を受け継いだのかと多種多様な昆虫たちの生態には驚くばかりです。著者の皮膚に寄生した幼虫を研究のため駆除することなく飼い続けるなど命懸けの研究を続ける著者の姿にも脱帽ものです。2015/08/30

びぎR

8
著者はしょこたんのラジオ番組にもゲスト出演したコスタリカ在住の「探検昆虫学者」です。タイトルどおりヘンな虫の写真が豊富に掲載されています。何かに擬態しているもの、非常に派手な色のもの、などなど… どんなヘンな虫かは著者のWeb連載でも見ることができます。紹介される虫の生態の中ではさまざまな虫に寄生するさまざまな「寄生バチ」が特に興味深いです。昆虫学者の活動も綴られますが忍耐を強いられる地味な部分が多くてとても大変そうです。「本当に好きじゃなきゃできないな~」と思いました。2016/06/06

D4C

5
てっきり、変わった虫を解説する本かと思いきや、作者のフィールドワークや、研究についての話にも言及しているので、どちらかというと、作者さんの研究成果を披露していると言った方が正確かもしれない。様々な虫の生態などにも言及しているので、面白いというよりは興味深く読ませていただきました。2018/06/15

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