内容説明
２００８年３月３１日、破産して引退していた元カリスマトレーダーの俺は、８年ぶりに金融市場に戻ってきた。手持ち資金はかつての同僚から借りた１０万ユーロ。自分に課したリミットは数週間。その間に原油先物取引で億万長者になるのだ。復帰して間もなく、オフィスに謎のファンからカードが届き出す。一方、原油相場の急落を予想して投資したものの相場は毎日のように切り上がっていく…。クソッ、俺はまた破滅するのか？金融のプロが、トレーダーの強欲と恐怖を活写した、フランスのベストセラー。
著者等紹介
フィオレンティーノ，マルク［フィオレンティーノ，マルク］［Ｆｉｏｒｅｎｔｉｎｏ，Ｍａｒｃ］
４つのアメリカ大手投資銀行に１５年以上にわたって勤務。“バンク・オブ・アメリカ”“ドレクセル・バーナム・ランバート”“ペイン・ウェバー”ではトレーディングルームのヨーロッパチームを率い、１９９５年から９９年まで“ソロモン・スミス・バーニー・フランス”のジェネラル・マネジャーを勤める。１９９９年に独立して証券会社を、２００７年には金融投資のアドバイスサイトを設立。現在、経済専門ラジオＢＦＭと「ラ・トリビューン」紙の論説委員を務めるほか、各種メディアで金融危機分析や市場動向予測の分野で活躍中
山本知子［ヤマモトトモコ］
早稲田大学政治経済学部卒。東京大学新聞研究所研究課程修了。フィクション・ノンフィクションを問わず幅広いジャンルを手がける仏語翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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sety18
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おもしろい！ 例えば、巨大な投資銀行のトレーダーとかファンドマネージャー、つまりは巨大な組織で最悪でも解雇で済む立場の人間を主人公にした金融小説はたくさんあるけど、この小説の主人公はそんなお気楽な立場の人間ではない。 だから妙に生々しく、おいおい……最後はどうなるんだよ…死ぬなよ…と感情移入していくんですね。 邦題はフランス語を直訳しただけ（笑）なんですが、最後まで読めばニヤッとなります。 よし！稼ごうか！と気合いがはいる事請け合い！ トレードとダイエットの共通点という対比は、余談だけど納得（笑）2013/08/08
wizard
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フィクション。本当の投資家はこんな理由でポジションは建てない(と思う)。2009/12/18
中川肇
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良い 廃棄2020/11/23
ヤンさん
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為替のテクニカルな参考になるところはないけれど、為替について理解があれば面白い小説のような感じでした。2019/12/01
