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アメリカ後の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198626556
  • NDC分類 319
  • Cコード C0031

内容説明

世界は今、近代に入って3度目のパラダイム転換に直面している。アメリカ一極支配の構造が、着実に崩れようとしているのだ。これはアメリカの凋落ではない。「その他すべての国」の台頭なのだ。アメリカが自信を失う一方で、途上国経済は衰えを見せず、中国・インドといった新興の大国は影響力とナショナリズムを強めている。すなわち反アメリカではなく、「アメリカ後」の世界が築かれつつあるのだ。いったい、この「近代第3の革命」は、私たちに何をもたらすのか。

目次

第1章 「アメリカ以外のすべての国」の台頭
第2章 地球規模の権力シフトが始まった
第3章 「非西洋」と「西洋」が混じり合う新しい世界
第4章 中国は“非対称的な超大国”の道をゆく
第5章 民主主義という宿命を背負うインド
第6章 アメリカはこのまま没落するのか
第7章 アメリカは自らをグローバル化できるか

著者等紹介

ザカリア,ファリード[ザカリア,ファリード][Zakaria,Fareed]
1964年インド生まれ。18歳のときアメリカに留学。政治学を専攻し、イエール大学で学士号、ハーバード大学で博士号を取得。27歳で『フォーリン・アフェアーズ』(非営利の外交シンクタンクである外交問題評議会の機関誌)編集長に抜擢された。現在、『ニューズウィーク』国際版の編集長。また、CNNの『ファリード・ザカリアGPS』という外交インタビュー番組のホストを務めている。アメリカで注目されている気鋭の国際ジャーナリスト

楡井浩一[ニレイコウイチ]
1951年生まれ。北海道大学卒業。英米のノンフィクション翻訳で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

52
最近10年ほど前に書かれた本読んでいる。理由は当時の見解が現在からして乖離していないのか知りたいと思ったからです。国際社会における第三のシフトがアメリカ後の世界、いわゆる中国とインドの台頭と示唆していた。間違いない。米国の世界を引っ張る力は「アメリカファースト」として内向きになっている。トランプ後の世界を注目したい。2021/02/03

Toya

3
5年ぶりに再読。まず感じたのはこの5年での変化の大きさ。リーマンや尖閣以前の本で、この頃の中国はまだ平和的台頭などと言われていたが、今は誰も言っていない。 大きな流れとしては当時から納得出来るものだったが、それは今も変わらない。俯瞰して考える点でも有用で良書。2014/04/05

Haruka Fukuhara

1
以前、課題図書的なもので読んだ。新進気鋭の政治学者、ジャーナリストといった肩書で、なかなか刺激的な未来図を示していた。トランプ現象やEUの崩壊危機など、あれから随分と世界が動いたが、あえて今また読み返してみたいと思った。近いうちに再読できたらまた何か書いてみたい。2017/01/16

matsu22

1
アメリカのソフトパワーやはり強し2015/02/13

エドバーグ

0
インドに関する記述が、おもしろかった。民主政治、寛容、あいまいさが好きなど、結構日本人と共通しているように思いました。インドオープンにでも投資しても良いかな。2017/08/07

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