内容説明
著者は一人の日本人として戦前・戦中・戦後の日本を体験した。特に戦後の日本社会について時々考えてきた。すると、ある時から日本社会の諸問題の「根」が見えてきたような気がする。「根」の話だから、どうしても言葉が「過激」になってしまうことについては読者の御海容を乞う次第である。このままでは本当に日本は駄目になる。いまこそ本物の「歴史の知恵」に学べ。
目次
第1章 派兵とは何か(「自国のことだけに専念してはならない」;「アド・フォンテス」に立ち返れ ほか)
第2章 誇りとは何か(台湾独立を支持せよ;台湾が中国に飲み込まれたら… ほか)
第3章 衰亡とは何か(日本の人口が半分になるのはいつか;「ゼロ孫化」の恐怖 ほか)
第4章 私有財産とは何か(「菅首相」は日本の破滅;二大政党制はイギリスに倣え ほか)
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
評論家。上智大学名誉教授。1930年、山形県生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了。ドイツのミュンスター大学、イギリスのオックスフォード大学に留学。ミュンスター大学哲学博士(1958年)、同大学名誉哲学博士(1994年)。深い学識に裏打ちされた鋭い評論で知られる。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞
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