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内容説明
あの日おとずれた、長いお別れの後…、かけがえのない存在だったひとりの女が消え去った街に、その広すぎる世界に、彼はいた。ほとんどが機械となった強靭な身体をもてあましながら。生きている―いや、生きていられるとはどういうことなのか?話題のアニメーション映画『イノセンス』へといたる、孤独のなか、ただ懸命に何かを求めた男のもうひとつの物語。
著者等紹介
山田正紀[ヤマダマサキ]
1950年1月16日愛知県生まれ。1974年「SFマガジン」にて、中篇「神狩り」でデビュー。同作品ほか「地球・精神分析記録」「宝石泥棒」「機神兵団」で星雲賞、「最後の敵」で日本SF大賞、「ミステリ・オペラ」で日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞。SF・ミステリ・冒険小説・時代小説など、ジャンルをクロス・オーバーして、多数の作品を発表しつづけている。2004年現在、日本SF作家クラブ会長をつとめる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北白川にゃんこ
3
ハードボイルドにもほどがある。イヌ飼わなきゃ(使命感)2016/02/02
Not1But4
3
映画は犬と人形の純粋性=無垢さ(イノセンス)をテーマにしていたがこのノベライズ版は主人公のバトーの内面に焦点を当てて彼自身のイノセンスについて語られている。描写される感傷的なバトーは総じてらしくないと思えるが作品全体に漂う哀愁の雰囲気は良かったと思う。2011/06/26
けいちゃっぷ
3
近未来ハードボイルド。押井守のアニメ映画のDVDは買ったが見ていない。マサキは「縛り」があるほうが上手く書けるじゃないかw2005/04/10
なるかみ憂
2
前回文庫版を読んだ時は金額に見合わない出来に怒った感想を書いていたけれど、借りて読んだらそこまで怒るほどでもないかな、と感じた。タチコマの存在が少佐なしでは成立しないように、少佐が不在だと攻殻機動隊あんまり面白くないな、と思ったりした。多分読者視聴者として期待しているのはSF世界の説明でなくカリスマのドラマ。2012/10/19
金乃丞
2
数年前にイノセンスを映画館で見て、ついこの間GHOSTINTHESHELLを見て、原作もテレビシリーズも未見の私が言ってもアレですが、なんか主人公がバトーとしてイメージできなかった。あと文章が横道に逸れることが多かった印象。つまらないとは言わないけれど。2010/08/05