内容説明
作曲家・越戸が湖畔の古びた屋敷で遭遇する、めくるめく幻想のエロティシズム。屋敷の主、老女性ヴァイオリニストの目論見とは…?官能は肉体のためでなく、音楽のためにある―。
著者等紹介
斎藤純[サイトウジュン]
1957年、岩手県盛岡市生まれ。立正大学文学部哲学科卒業。コピーライター、ラジオ局ディレクターの傍ら小説執筆を続け、88年、『テニス、そして殺人者のタンゴ』で作家デビュー。94年、『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短篇部門受賞
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