内容説明
主人公は、母親のおなかから自分の力で生まれてきた不思議な男の子キリク。けれど、荒れ地に住む魔女カラバの呪いのせいで村の泉は涸れ、カラバに戦いを挑んだお父さんや男たちはみなカラバに食われてしまい、村は悲しみに沈んでいた。「どうして魔女カラバは意地悪なの?」キリクは小さな心に生まれた問いを胸に、いよいよカラバの真実を知ることに…?人類誕生のアフリカの大地だけが生みだし得た、全く新しい世界寓話。
著者等紹介
オスロ,ミッシェル[オスロ,ミッシェル][Ocelot,Michel]
アニメーション作家。フランスのニースに生まれ、幼少時代をギニアで過ごす。パリの国立装飾芸術学校、ロサンゼルスのカリフォルニア芸術学院に学び、1974年より短編アニメーションを作りはじめる。初の長編アニメーション映画『キリクと魔女』は1998年にフランスで公開され大成功をおさめ、世界各国で配給、絶賛され、2002年度イギリスアニメーション賞のベスト長編ヨーロッパアニメ賞など多数を受賞した
高畑勲[タカハタイサオ]
アニメーション映画監督。三重県生まれ。1959年に東京大学仏文学科卒業後、東映動画へ入社。劇場用長編映画『太陽の王子ホルスの大冒険』が初監督作品。主な監督作品に『アルプスの少女ハイジ』『赤毛のアン』(以上TVシリーズ)『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『ホーホケキョとなりの山田くん』など
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