内容説明
サマーキャンプに参加していた十四歳の内気な少年ハウイは、ほかの少年たちに服をはぎ取られ、湖に浮かぶ島に置き去りにされてしまう。必死で逃げ込んだ小屋には、少女が身を隠していた。みんなから陰で、「超ブスイヌ」と呼ばれていたローラだ。ふたりは、「ヤギ」ゲームの標的にされたのだ。いっそ森の中へ消えてしまいたいと願うハウイと、母親のもとへ帰りたいと願うローラ。ふたりは、こっそり島を抜け出すと、二度とキャンプには戻らなかった。周囲にとけこめず、ずっと友だちを作れなかったハウイとローラ。しかし、途中で起こるさまざな出来事に立ち向かい、信頼しあうことを覚えたふたりは、少しずつ変わり始めて…?現代の子どもたちが直面している、深刻な問題を取り上げながらも、前向きで爽やかな読後感が、広く共感を呼ぶ意欲作。以前、『森に消える道』として刊行されていた作品の、待望の復刊。ALA(全米図書館評議会)最優良図書(ヤングアダルト部門)、「スクール・ライブラリー・ジャーナル」誌選定最優良図書。小学校中・高学年~。
著者等紹介
コール,ブロック[コール,ブロック][Cole,Brock]
1938年アメリカのミシガン州に生まれる。ミネソタ大学大学院で哲学を学んだあと教職につく。三十七歳になってから児童書の仕事を始めた。ニューヨーク州在住
中川千尋[ナカガワチヒロ]
1958年生まれ。主な翻訳作品は「ディア ノーバディ」「蛇の石 秘密の谷」(新潮文庫)などがある
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星落秋風五丈原
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