クライム・ゼロ

クライム・ゼロ

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  • サイズ B6判/ページ数 486p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198613259
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

物語は2008年のアメリカ。世界有数のバイオテクノロジー会社とFBIの女性長官は〈良心〉というプロジェクトで、男性のみが有する犯罪誘発遺伝子を破壊するため、特殊なウイルスを開発しようとする。それにより、暴力犯罪を劇的に減少させようというのだ。しかしFBI特別捜査官デッカーは、そのプロジェクトの被験者を密かにDNA鑑定し、遺伝子が異様な形で改変されていることを知る。やがて、ウイルスに感染した男性たちが次々と変死していく。事件の裏では「クライム・ゼロ」という恐るべきシナリオが進行していたのだ。悪は根絶されるべきなのか?ヒトゲノムがもたらすユートピアの悪夢を描いた傑作冒険ミステリー。

著者等紹介

コーディ,マイクル[Cordy,Michael]
1960年、ロンドン生まれ。マーケティング関係の仕事を経て、97年『イエスの遺伝子』で衝撃のデビューを果たす。世界12カ国が翻訳権を獲得し、英米のみならず日本でもベストセラーとなった。本書は、待望の最新作

内田昌之[ウチダマサユキ]
1961年生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。英米文学翻訳家。おもな訳書に、マイクル・コーディ『イエスの遺伝子』(小社刊)、ロバート・J・ソウヤー『ターミナル・エクスペリメント』(ハヤカワ文庫)、ダン・シモンズ『うつろな男』(扶桑社)、ディーン・クーンツ『アイスバウンド』(文春文庫)ほか多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おふねやぎっちらこ

1
FBIのネイラー所長の動機づけが理解しにくい。2001/06/30

noekure

0
又もや、遺伝子操作。何と男性から闘争本能を失くしてしまおうという。その結果、戦争の無い世界が出来上がったとか。影の主人公であるFBI女性長官が最も凶暴性が高い人物であるように見えたのですが・・・2017/02/27

Bamboo

0
男性の凶暴性を遺伝子操作により改善し、犯罪ゼロ世界を目指す女性FBI長官とこれを阻止しようとするこの技術の発明者等との戦い。 神の域を超えた犯罪者の遺伝子治療?。男性はその凶暴性を生まれながらにしてその遺伝子に持つという。これを組み替えて凶暴性を欠失させようとする。 こんな時代が本当に来そうで空恐ろしくなった。2015/11/23

kuribosu

0
心理学対生物学か?男対女か?犯罪者の9割が男で、その原因が遺伝子にあるとして、徹底的に男を排除しようと考える女性は男以上に怖い存在とおもいました。2014/05/28

Mitsuo Seki

0
暴力行為を繰り返す男性に対して、遺伝子操作したウィルスを感染させ暴力性をなくし、世の中から暴力犯罪をなくす計画。しかし、その裏ではさらに進めてすべての男性から暴力性向をなくして無力化する計画が進んでいた。 犯罪=暴力っていう図式もどうかと思うけど、この話のようなことが起きたら、世の中はいわゆる草食系男子ばかりになってつまらないと思うけどな。そもそも、暴力の前には必ず憎悪ってのがあってそれは男女共通だろうと。その辺はまったく考えられていないのは小説だから。 同じ作者のイエスの遺伝子よりは落ちるかな。2013/02/09

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