内容説明
今も私たちと私たちの社会を翻弄する「日本人を縛る見えざる原理」これがわからなければ金縛りから遁れられない!独自の歴史観にもとづく必読の基礎講座。
目次
第1部 言霊の国の防衛論―日本人の「歪み、屈折した迎合」の処方箋
第2部 言霊がどんなに幸っても―だからこの国は危ない!
第3部 和をもって尊しとなす国がなぜ世界の孤児か
第4章 言挙げせぬ国の穢れを禊がせて頂きます
第5部 万葉の伝統どこまでも?「言葉を飾る」新聞メディアの悪いクセ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
26
20年以上前の本ですが、この本において警鐘をならしている日本の問題点の多くが、現在解消されているどころかより根深くなっているように感じることに絶望的になります。2023/02/02
二分五厘
1
2000年刊行の本なんですよね、この本。ところが自衛隊問題や危機管理法に少年法など現在でもまだまだ解決していない問題ばかりなのに驚く。言霊に縛り付けられて前に進めないのか。読み終えたところで香港のデモのニュースが……香港返還の翌年に出版されたこの本には、「中世の国である中国の中に近代民主主義国家の香港が共存できるか、と問えば、これほど明確な答えもないだろう。無理である」と書かれているのが興味深い。2014/10/19