内容説明
イタリアのトスカーナの田舎に心底魅せられ、そこに移住することを決意した中年夫婦の回想録。悪戦苦闘して、ようやく「夢の家」をトスカーナに見つけるまでの日々と、めでたく念願かなって住みはじめた最初の1年を、ユーモアとウイットに富んだ筆致で描く。
目次
第1部 夢の家を探して(トスカーナの光;その「マドンナ」を左に曲がって;三億の家!?;最初の一日;オーソレミオ ほか)
第2部 田園暮らし(トスカーナのわが家;ノンナと魔女;トスカーナの月;復活祭;蛙が歌えば ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
4
ニューヨーク暮らしの夫婦がトスカーナで家を買い、田舎暮らしを始めて1年立つまでの出来事が綴られています。生活習慣のギャップや田舎暮らしの風景、近所付き合いのことなどが淡々と書かれているだけで大きなアクシデントなどはあるわけではありませんが幸せそうな暮らしに引きこまれてしまいます。2016/03/13
kokekko
1
トスカーナに家を買うまでが前半、買ってからのご近所づきあいや農園暮らしが後半。後半になってからは楽しくてすいすい読めました。美しい風景とおいしそうな料理が魅力。「聖なる単調さ」とは言いえて妙です。2009/10/14