内容説明
ひたむきで、一所懸命なもののけと、けなげで一途な姫の愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みさどん
16
ジブリの「もののけ姫」は口の周りを血に染めた女の子で、これとは全く違っている。ここに出てくるもののけは、トトロみたいで猫みたいで、可愛くてたまらないから、最初から最後まで応援してしまう。ストーリーが単純に進行していくけれど絵コンテが壮大で、映像になったら凄いだろうと思えた。さすがの宮崎さん。頭の中にカットができているんだね。2020/12/04
ケンケン
15
(579冊目)図書館にあったので、早速読んでみた。自然と人間の業をテーマにした映画『もののけ姫』とは、全く違った美女と野獣をモチーフした時代もので、これはこれで観てみたいです♪猫バス・トトロっぽい、もののけのキャラクターが、何とも愛らしい( ´∀`) ジブリファン、必見の一冊♪2018/10/28
Te Quitor
11
また見かけたので再読。やはり映画とは全く違う物語だ。この、おとぎ話のような雰囲気が好き。宮崎さんのアイディアノートを読んでいるような気持ちになる。構想段階の作品を読むと何故ワクワクするのだろうか・・・。未完成ともいえるモノは、自分の頭の中で「完成イメージ」を作る事が可能だからなのだろうか・・・。「宮崎監督がこれを映画化したらどのような映画になるだろう」と勝手に想像してしまうからだろうか・・・。そして、その映画が極限まで美化されてしまうからだろうか・・・。2013/06/19
あさひ
8
もとに戻らないのが良かった。2017/08/12
Te Quitor
8
本当に「映画」と全く違うお話ですね。「イメージボード」が元なので、きちんと完成された話ではないのかな、という感想を持ちました。この話は、ジブリ版「美女と野獣」ですかねぇ…。「もののけ」というキャラは、となりのトトロにでてくる「猫バス」の面影が感じられます。ジブリの原点を覗いているようで、なかなか興味深い絵本でした。…ああ、三ノ姫だからアニメ版は「サン」なのか…。色々なジブリの原点が見れ、不思議な雰囲気も味わえたので、読んでいて楽しかったです。2012/03/17