内容説明
朝の市場の露天商から偶然手に入れた廃絶されたメイル家の紋章が押されているずしりと重いノート。その古いノートは、カーン中央大学の自由着想ノートというものだった。そして後半のページに記されていたのは、このノートを盗んだものが記述したという独白―それは事実とも物語ともつかぬ、ある少年の話だった。貧しい巡礼の子供として生まれたリジュー・グレネル・ラファル。ミルソーティア暦40176年、冬の底冷えのなか、父親と一緒に北西部アーマンディー・サッシェ地方を旅し続けていた。ある晩、父が姿を消すことから物語は始まるのだった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
3
あまり期待してなかったけど意外と面白かった。中世ファンタジー風世界+ロボットもので王道展開だけど、身分の描き方が中々ハードで良かった。2016/12/16
takave
2
後世の視点から振り返るっていう構成がまず好きだし、主人公はやるときはやる子だし、ヒロインは思い込み激しくて可愛いし、どんどん陰謀に巻き込まれていきそうだし、つまりこれから超面白くなりそうってことだよ!2011/04/22
橘なつき
2
剣と魔法というよりは、SF寄りのロボットアクションファンタジー。主人公が守護騎の搭乗士になる展開は王道だが、設定がしっかりしているので安心して読める。今後の展開如何で面白くもつまらなくもなると思う。2010/09/21
里希
1
初読みの作家さんで、今回は完全なるイラスト買い。表紙やあらすじからファンタジーかと思ったけれど、どちらかというとロボットものSFでした。少年が乗れるはずのないロボットを動かし運命の入り口に立つまで。とりあえずガン○ムを思い出したのは私だけではないはず。 話の進みがゆっくりで、ロボットの描写も丁寧なのであまり話は進んでいません。続きをどうしようか思案中。2014/12/06
朔
1
丁寧に説明してあるのはいいけど、その分展開が遅い…2011/02/10