内容説明
奇妙な生き物の死骸が打ち上げられた。琵琶湖に面した小さな湖水浴場・真野浜。全長1メートル70前後で、黒っぽい茶色。腐敗して見えたが、臭いはない。人間の死体でないことは明白だった。なのに、堅田警察署捜査一課の音無刑事は変な胸騒ぎがした。事件の発端だった…。
著者等紹介
柴田よしき[シバタヨシキ]
東京生まれ。1995年『RIKO―女神の永遠―』で、第十五回横溝正史賞を受賞。ハードな女性刑事の鮮烈な造形が衝撃的なデビュー作から、本格ミステリー、ハードボイルド、伝奇ロマン、恋愛サスペンス、宇宙SFまで、さまざまなジャンルの作品を手がけ、旺盛な執筆活動を続ける人気作家である
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カブ
49
久しぶりにファンタジー読んだぁ~。空を飛んだり時間を越えたり不思議なことの連続だけど、どっぷり浸ることができます!後半も楽しみ。2018/09/06
Koji Eguchi
6
初柴田、軽いタッチで特定の人にしか見えないピンクの竜を追いかける。時に、人間がもともと持つ感覚を便利になりすぎて喪ったことや、環境汚染に関する批判があり、こういう小説を若い人たちがすんなり読んで、考えてくれればいいなと思う。展開を期待して下巻へ!2013/08/16
一五
2
伝奇 一気読み↗2018/09/03
torahitsuji
1
柴田さんの本は、こういうファンタジーものが好きかも♪やっぱりテレパシーの使える動物が出てきて、好きです。2014/11/01
spoon
1
久しぶりに読んだファンタジー、蛇ジャーを通して自然と人間とのかかわりに警告を発しているが重くなく、すんなり読めて楽しい。引き続き下巻が楽しみ。 2012/08/29