内容説明
惑星リェータでは社会不安を背景に自由市民同盟がC(クローン市民)差別を掲げテロを拡大させていた。地球連邦宇宙軍少佐・南郷一之は、連邦政府の不介入の真意を見破るが、軍法第一条を独自解釈し独力でC救出作戦を発動する。一方、N‐3高等代表団臨時代表・永井景明は父・翔太N‐3首相に要請し救出用民間船団を派遣させる。しかし高軌道上には連邦宇宙軍の最新鋭重巡サザランドが行く手を阻んでいた。そんな折、合同市庁舎が爆破され自治政府は瀕死状態となる。遂に戒厳令が発令され人類同士の戦争に突入した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taujun
2
高まった緊張が暴発して一気に内乱へと崩れ落ちる。登場人物にも愛着が出てきたあたりなので過酷な運命に目が離せない。ってここで打ち切りかよorz。異常に芝居がかった会話とか、現状のというか伝統的な民族や国家をあまりにもそのまま継承した設定とか既にネタレベルだけど、その辺は銀英伝と一緒で話として面白いので是非続きを書いて欲しいなあ。2009/06/25
可兒
2
リェータにおけるダンケルク。そして燻る火種。この湿った火薬を筆者が発火させる日がくることを強く望む……2008/11/22
Retty
2
手に汗握る攻防。2008/06/15
カラヤ3
0
オーストリア皇太子の暗殺からWW1へのエスカレーションを彷彿とさせた。同族戦争の始まりを予感させる終わり方だったが、あまりに舞台を広げすぎてしまい続きを書けなくなってしまったのだろうか。2017/01/09
咲庵@しあわせ運べるように
0
再読。惑星リェータ編完。ついに内戦へ突入する人類領域、正義を故郷への愛を胸に人々は立ち上がる。非常にドキドキするストーリー展開、ぜひ続きを書いてほしい。2012/04/14