徳間文庫<br> 反戦大将 井上成美

徳間文庫
反戦大将 井上成美

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784195983454
  • NDC分類 289

内容説明

開戦以来一貫して日米戦の非を唱えてきた井上成美中将は、昭和19年8月海軍次官に就任した。井上は直ちに海軍大臣米内光政と共に終戦工作に乗り出す。米内・井上にとって終戦とは降伏を意味し、そしてそれは国土壊滅という未曾有の危機を救う難事業であった。海軍の中で、“非戦派”というよりもむしろ“反戦”の立場を貫き、終戦工作の立役者として活躍した最後の海軍大将の生涯。

目次

苦難の一生と井上家の人びと
安心して死なせてくれ
1等大将加藤友三郎の対米不戦論
海軍分裂が不幸のはじまり
職を賭して伏見宮とたたかう
日独伊三国同盟つぶしの急先鋒
ドイツ軍はかならず敗けるよ
海軍をまやかした松岡外相の痴人の夢
反戦井上の一生の不覚
バカヤロー、何が「奇襲ニ成功セリ」だ
理にかなっていた珊瑚海海戦
井上校長の教育改革
日本初の終戦工作に踏み切る
天皇制より民族保存が第一

感想・レビュー

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TEDDY曹長

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最後の海軍大将として海軍軍令部をまとめ、日本崩壊(本土決戦)を防止すべく停戦へ向けて動いた様子が書かれています。若干海軍贔屓な感もありますが海軍兵学校以来の井上の人柄が描かれている本だと思います

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