徳間文庫<br> 叛旗 小説李自成〈上〉

徳間文庫
叛旗 小説李自成〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 620p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784195973059
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0197

内容説明

十七世紀、明朝末の中国。すでに朝は政事に節なく、異民族・満撻子の侵入はほしいまま。野には土匪あふれて、うちつづく凶作に貧窮した民心は、朱家明朝を離れた。反官蜂起した義軍十三家。なかに軍律厳しく、民衆救済を至高の軍紀とした魁雄一人、名を李自成・闖王。だが朝廷軍の各個撃破策に、闖王、孤塁を守るも、ついに潼関南原に壊滅的敗北を喫した。三国志に並ぶ壮大なスケールで描く中国歴史巨篇完訳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

1
明帝国を結果的に滅ぼした李自成を描いた作品。といっても最初からではなく、明が滅びる5年前に反乱軍が軒並み朝廷に屈し、一人李自成のみが反抗するも絶滅しかけた潼関の戦いから始まる(というかこれだけで上巻の大半)。最初は朝廷側で崇禎帝が無能ではなく、中興の祖を目指す英気溢れる皇帝として登場。内憂を鎮めるべくまずは外患の清軍と和を結ぼうとするのはなかなか賢いやり方ではないかと見直した。潼関の戦いでの李自成軍の戦闘シーンがこれでもかというぐらい綿密に書かれており、面白かった。2015/02/11

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