徳間文庫<br> 99%の誘拐

徳間文庫
99%の誘拐

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  • サイズ 文庫判/ページ数 405p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784195691366
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昭和51年、カメラ、OA機器メーカー・リカードの開発事業部長・生駒洋一郎が、43年に起きた息子慎吾の誘拐事件の手記を残して病死した。昭和63年、リカードの武藤社長の孫・葛原兼介が誘拐された。しかも、パソコン通信を使って。犯人からの要求は、10億円のダイヤの原石。そして、運搬役に指定されたのは、リカードに入社していた生駒慎吾だったのだ。吉川英治文学新人賞受賞の傑作推理。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

75
さて99%とは何の割合だろうか。限りなく完璧に近いけど不完全だという意味に受け取れば良いでしょうか。2015/07/28

takaC

72
『99%の誘拐』の100%を読んだ。徳間文庫版と講談社文庫版は同じ内容だったんだっけか?比べた結果を忘れちゃった。2017/01/10

ミーママ

26
図書館の本。 初めての作家さん。 面白かった‼他の作品も読みます❗ 2018-632018/07/17

つみれ

17
二つの誘拐事件が描かれる。片方の誘拐事件の被害者が20年後に復讐者となって別の誘拐事件を引き起こすという構成。コンピュータを駆使した緻密でスピード感あふれる誘拐劇は見事の一言に尽きる。ただ、私が深読みをしすぎたのか、何かの伏線かと思われたものがそうではなく肩透かしをくらった箇所も。読後は、劇中のスリル感が嘘であったかのように空虚感に襲われた。復讐のあとに残るむなしさであるかもしれない。何よりも驚くべきは、日本のコンピュータ産業黎明期といっていい1980年代という時期にこの物語が描かれたという事実である。2016/04/16

詩界 -うたか-

9
#読了 #岡嶋二人◆日本で工場を持ちたい――子会社として半導体の工場を作り、好調だったものの米の親会社で不良品が多発してしまい、大打撃を受けて日本でも撤退を余儀なくされる。この機会に独立を決意したものの再スタートのお金を息子が誘拐されたことに使ってしまい……そして時を経て、誘拐が行われる。あの時誘拐された子供は父の手記を読み、ナゾに一つずつ迫っていく。2020/02/20

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