内容説明
武藤類子は剣道2段の高校2年生。剣道部の先輩・高杉に偶然出会い、ロックバンド「パルス・ギャップ」の関係者を紹介された。高杉は現在、専属マネージャーをしていたのだ。数日後、高杉とともに親しくなったメンバーのレイカ、アキラ、ジミー、タカ、そしてスタジオ・ミュージシャンの果月が、類子の引越を手伝いにやってきた。そこへ突然イタズラ電話が舞い込んだ。「まだ誰にも電話番号を教えていないのに」不安を覚えた類子の予感は適中した。その後、果月のライブ中に殺人事件が起こったのである…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cinos
14
再読のはず。めちゃくちゃ読みやすかったです。ライブシーンが映像を多用していて驚きました。電話の相手は誰なんでしょうか。ちょっと百合要素もあってびっくり。2018/05/31
ゆぅしで
0
犯人登場した時に「ですよねぇ」と言いながら、電話の彼の行方を本気で読み返して探した…ぇ、続き探して読めって事ですかね?2012/12/10
ありさと
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スジは単純明快、な気もするけど、語りは好調。キャラは気に入ったので安心して雑役に行けます。2011/07/08
Nori
0
天才囲碁棋士である牧野智久の彼女?である武藤類子の初登場?作品。『せつないいきもの』を先に読んでるので、本作の果月に違和感があって仕方ない。ミステリーとしては、割と予想がついたけど十分に楽しめました。2020/09/25