内容説明
ラインハルト・フォン・ミューゼルは18歳、階級は准将で10代にして「閣下」と呼ばれ、彼に随従するキルヒアイスはまだ大尉の身である。この年、歴史は未だ惰性の淀みにたゆたい、銀河帝国と自由惑星同盟の流血の振子動運を永遠にくりかえすかに見えた。そんななかでヴァンフリート星域の会戦が勃発した。帝国軍艦隊3万2700隻、将兵406万8200名、のべ3億人がこの何らの価値もない星系に展開することになるのである。無能な老将たちに囲まれて、ラインハルトの野望は限りなく燃えさかる。待望の第3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mzo
10
外伝その3。本編の少し前のお話。後に活躍する面々がいろいろ顔を出すのが楽しいね。2020/12/21
ざるめ
10
ラインハルト18歳(*^^*)シェーンコップもまだローゼンリッターの連隊長になる前だし、皆さん初々しい(^^)まぁ初々しいと言っても皆さん若いのにかなりの地位ですが(^^;)キルヒアイスがラインハルトとアンネローゼに会いに行く話も好きだけれど、キルヒアイスが実家に帰る話が一番好き♪2018/09/18
keisuke
9
再読。最後に怒涛の勢いでキャラが登場する(笑)今やってるマンガ版は時系列のために外伝から始めとるんやろうけど、ワイドボーンとかホーランドに時間割きすぎやと思うな。2016/08/24
Humbaba
9
いくら有能な人間であっても,経験には追いつけないこともある.特に,人の心の動きは,論理だけでは読みきる事は困難である.経験を積めば理解できるのかも知れないが,人は必要なときにその能力を有しているとは限らない.2013/03/02
ミヤト
8
「薔薇の騎士」所属のシェーンコップのことが掘り下げられていて満足。2021/10/24