出版社内容情報
宮内省幹部として「終戦の詔勅」を浄書し、その夜の混乱を経験した筆者が戦後記した、終戦前後の貴重な記録と昭和天皇ご一家の素顔。
内容説明
昭和二十年八月十四日、昭和天皇の「終戦の詔書」の浄書を担当し、その夜の混乱を体験した宮内省職員が退官後記した、終戦前後の昭和天皇と宮中の貴重な記録。「型破りの宮内官」と周囲から愛された筆者の筆致は精彩に富み親しみやすく、昭和天皇の人柄を令和の現在によく伝える。
目次
第1編 秘の巻(あの頃;皇居の炎上;大内山の地下室 ほか)
第2編 常の巻(天皇の点描;その御日常;天皇を繞る座談会 ほか)
附録(御直宮の御略系;皇居の拝観)
補遺(斯くして成れり大礼記録;御殿場の一場面)
著者等紹介
佐野恵作[サノケイサク]
明治27(1894)年‐昭和34(1959)年。静岡県富士郡富丘村(現在の富士宮市)生れ。静岡師範学校卒。大正11(1922)年宮内省入省。昭和20年まで総務課、総務局に所属。同年10月掌典職庶務課長、21年大膳課長に就任。昭和24年宮内庁退職。社会事業の世界に身を投じ、日本社会事業会理事、全国社会福祉協議会施設部長、同総務部長兼民生委員部長などを歴任
梶田明宏[カジタアキヒロ]
昭和33(1958)年生れ。岐阜県出身。日本近代史研究家。昭和天皇記念館副館長。東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。平成元(1989)年宮内庁入庁。書陵部編修課主任研究官、編修課長などを歴任。『昭和天皇実録』の編修等に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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