文春文庫<br> 修羅の都

個数:
電子版価格
¥940
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

文春文庫
修羅の都

  • 伊東 潤【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 文藝春秋(2021/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月01日 19時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 483p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167916237
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「武士の世をつくる」。頼朝の悲願を背負い、妻として母として時代の要となった政子。頼朝晩年の謎をも大胆に描く傑作時代長編。

内容説明

この鎌倉に「武士の世」を創る!という願いを叶えるため手を携えて進む、源頼朝と政子。叔父や弟義経たち、さらには我が子を犠牲にしてまでも幕府を盛り立てる。魔都鎌倉を舞台に、権力者の孤独と強い絆で結ばれた夫婦の姿をダイナミックに描いた長編傑作歴史小説。頼朝晩年に隠された大いなる謎とは一体!

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。「国を蹴った男」(講談社)で第34回吉川英治文学新人賞を、「巨鯨の海」(光文社)で第4回山田風太郎賞と第1回高校生直木賞、「峠越え」(講談社)で第20回中山義秀文学賞、「義烈千秋 天狗党西へ」(新潮社)で第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)、「黒南風の海―加藤清正『文禄・慶長の役』異聞」(PHP研究所)で本屋が選ぶ時代小説大賞2011を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

271
最近はドラマの影響もあって、どこの書店でも、時代小説は頼朝/北条家関連のコーナーが出来ている。その中で、一番興味をそそられた一冊。武士の世を造る為に、修羅として突き進む頼朝の背景は深掘りされず、最初からそういう人物として描かれており、下手な作家が書けば、説明不足でまったく入り込めない代物になりそうなものを、あえて読者に空想の余地を残したように持っていけている。頼朝が耄碌し始めてからの緊迫感は良く表現されており、何か大事が起きる訳でもないのに、頁をめくる手が止まらなくなる。続編も読んでみる予定。2022/05/11

みっちゃん

134
平家討伐から頼朝の死までの経緯。全体を覆う不穏な空気。が、さらに後半の緊迫感は尋常ではない。元々、己の作り出した体制を維持する為ならどんな冷徹な判断も躊躇う事のなかった頼朝が、病によって変容し、その判断力は失っていきながらも、猜疑心と攻撃性は増していく中で、鎌倉殿からの「花押」を克ち取る為の北条氏対梶原、比企両家の熾烈な心理戦。落馬の為、とは謂われているが未だに謎の多い頼朝の死の真相への作者の推理には正直鳥肌。まさに修羅。これはもう次の『夜叉の都』も読むしかあるまい。2022/04/09

たま

48
永井路子さんの『炎環』に続き、鎌倉幕府もの2冊目。平家滅亡(1185)から頼朝の死(1199)までを頼朝と政子を軸に描く。頼朝の死についてある仮説を立て、その仮説に沿って死に至る過程を丹念に辿っているのだが、仮説の性質上、頼朝と政子の心理描写に重点が置かれ巧みな心理小説となっている。ただ、鎌倉武士の蹴落とし合い-策謀、讒言、裏切り、などなど-を予期して読みはじめたのでちょっとビックリ。策謀は続編『夜叉の都』に期待しよう。2022/05/13

アッキ@道央民

47
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも関わるお話しでもあり、読んでみました。冒頭プロローグでは承久の乱で北条政子が御家人たちへの演説直前。本編は、源平合戦で平家を滅ぼし、さぁ、武士の世を作るために鎌倉幕府を守り抜いて行くか!って所からだけど、その後の権力闘争。火種になりそうな人たちを抹殺。弟の義経から始まり、身内や見方まで。まさしく修羅の都そのもの。頼朝と政子が中心のお話しだけど、義時も登場。政子の影に隠れてはいるけどけっこう強かかも。頼朝も魔物に取りつかれたかのよう。権力を守るためという重責もあったのかな。2022/02/09

金吾

40
○平家滅亡以降の頼朝の晩年について、仮説を交えながら書いています。頼朝夫妻で目指している物の変質や御家人の激しい欲望が上手く書かれています。大姫がかなりポイントになっているのも斬新でした。2023/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17058422
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。