文春文庫<br> 赤い砂

個数:
電子版価格
¥880
  • 電書あり

文春文庫
赤い砂

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月28日 22時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167915889
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

男が電車に飛び込んだ。現場検証を担当した鑑識係・工藤は、同僚の拳銃を奪い自らを撃った。電車の運転士も自殺。そして、拳銃を奪われた警察官も飛び降りる。工藤の親友の刑事・永瀬遼が事件の真相を追う中、大手製薬会社に脅迫状が届く。「赤い砂を償え」―自殺はなぜ連鎖するのか?現代を映し出した、書き下ろし傑作!

著者等紹介

伊岡瞬[イオカシュン]
1960(昭和35)年、東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』(応募作「約束」を改題)で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

286
パンデミック自体よりも、原因となるウイルスがもたらす莫大な利益を巡る人の欲望と怒りと絶望と苦悩がテーマ。儲けるためなら危険なウイルスを平気で売買する製薬会社と、得体の知れぬ謎に気付き職を賭して追跡する刑事。真実を知りながら何も言えない関係者に、無関係な他者が犠牲になるのを楽しみさえする少年。これに事件の政治的利用をたくらむ警察の内部抗争が絡み、人の愚かさが止められたはずの感染を広げていく。それを何とか食い止めたのは、命を捨てて真相を暴いた刑事の覚悟あればこそ。ネット時代以後なら別のドラマが展開していたか。2021/08/02

イアン

213
★★★★★★★☆☆☆未知のウイルスを扱った伊岡瞬の長編。自殺した男の遺体処理に携わった警察官やJRの運転士らが、相次いで錯乱した末に自殺する。同期の親友を亡くした刑事・永瀬は、不審な死の連鎖の裏に大手製薬会社の影を見出すが…。ややオカルト臭は漂うものの、自身の進退も顧みず突き進む永瀬の無鉄砲さがいい。フーダニットの要素もあるけど推理がやや飛躍しているので、純粋にエンターテインメント小説として読んだ方が楽しめるかもしれない。そして一番の驚きは、この作品が最初に執筆されたのが今から約18年前だったという事実。2020/12/21

のり

192
一人の自死に関係した者が次々と異常な行動をとり命を絶つ。その中には警察官も含まれるが、上層部は隠蔽に向かう。同期・友人として不可解な事案に懸念を抱いた「永瀬」は真相を追うが圧力がかかる。未知のウィルスと大手製薬会社の怪しげな動向。管理も杜撰だが、金に走った者達の浅はかさには心底失望する。さらに私怨でばら撒く愚か者まで…これ以上感染拡大しない事を願う。2021/05/13

あっちゃん

158
大好物のウイルスもの(笑)とは言うものの刑事が主人公なので、それほど専門的な感じでも無く真相を追う刑事もの、といった感じ!若いせいか無茶が多く見所は沢山あるので、そこそこ飽きない!ラストは…気になるなぁ( ̄▽ ̄)2022/06/15

モルク

157
国立疾病管理センターに勤務する男が電車に飛び込む。そして現場検証をした鑑識係が同僚の拳銃を奪い自殺、奪われた警官も自殺し、さらには電車の運転士も自殺する。この自殺の連鎖は何か?疑問を持つ刑事永瀬。3年後再び…。「赤い砂」と呼ばれる死のウイルス、そして製薬会社。20年近く前に書かれた作品ということだが、今の新型コロナの未だ収まらない状況下で読むと、その時の洞察力の鋭さに驚く。読む手が止まらず引き込まれていく。この先どうなるの?永瀬は…?2021/12/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16682993
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。