文春文庫<br> 人工知能の見る夢は―AIショートショート集

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文春文庫
人工知能の見る夢は―AIショートショート集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167908508
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

SF作家たちが人工知能をテーマにショートショートを競作&第一線の研究者たちが解説を書き下し。〈AIが書いた小説〉も特別掲載。SF作家と人工知能学会がコラボレーション! この一冊で、「人工知能の現在と未来」が丸わかり。

日本を代表するSF作家たちが、人工知能をテーマにショートショートを競作。それをテーマ別に編集し、それぞれのテーマについて第一線の研究者たちがわかりやすい解説エッセイを書き下ろしました。

名古屋大学・佐藤理史先生プロデュースの〈AI作家の小説〉も掲載!

研究者の最新の知見と作家のイマジネーションが火花を散らす画期的コラボ企画が、文庫オリジナルで登場です。



【テーマ一覧】

◎対話システム ◎自動運転 ◎環境知能 ◎ゲームA I◎神経科学 ◎人工知能と法律 ◎人工知能と哲学 ◎人工知能と創作

【執筆者一覧】

《作家》若木未生、忍澤勉、宮内悠介、森深紅、渡邊利道、森岡浩之、図子慧、矢崎存美、江坂遊、田中啓文、林譲治、山口優、井上雅彦、橋元淳一郎、堀晃、山之口洋、高井信、新井素子、高野史緒、三島浩司、神坂一、かんべむさし、森下一仁、樺山三英

《研究者》大澤博隆、稲葉通将、加藤真平、小林亮太、伊藤毅志、原田悦子、赤坂亮太、佐藤理史、久木田水生、松山諒平

新井 素子[アライ モトコ]

宮内 悠介[ミヤウチ ユウスケ]

人工知能学会[ジンコウチノウガッカイ]

内容説明

日本を代表するSF作家たちが人工知能を題材にショートショートを競作し、それを「対話システム」「神経科学」「自動運転」「人工知能と法律」「環境に在る知能」「人工知能と哲学」「ゲームAI」「人工知能と創作」の8つのテーマ別に編集、テーマごとに第一線の研究者たちが解説を執筆した画期的コラボ企画。“AI作家”の新作「人狼知能能力測定テスト」も収録。文庫オリジナル。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

64
人工知能が様々な分野で人間の社会に介入したら、一体どんな未来となるのでしょうか? ここでは8つの分野に分けて、人間と人工知能が共存する世界を描き出しています。見た目も知能も、人間と殆ど変わらないはずが、意外な部分が盲点だったりする人工知能。人間に善良な人もいれば犯罪者もいるように、人工知能も悪意を持った存在が現れる可能性があることに驚かされました!頭が良いということは、悪知恵も働くということなのでしょう…。人間のプログラム次第で良し悪しが決まると思うと、まだまだ人の手が必要な分野なのだと思ってしまいます。2017/11/26

絹恵

46
利便性を最重要視して、不便性を排除していく。そうすることで浮かび上がるのは、人間はどこへ向かっても、またはどこまで流されてもロマンチスト・エゴイストだという理解だった。それなら、人工知能はAI(≒愛)の夢を見るか。人間が手放したものを掬う(≒救う)だろうか。私たちはそうやって茶化しながら、そこで夢を見ていたい。2017/05/17

マカロニ マカロン

45
個人の感想です:B。AIに関する28作(SF作家24人)のショートショートを対話システム、自動運転、人工知能と法律など8分類化し、さらにAI研究者に科学者の視点から解説を付けくわえたという本。『即答ツール』(若木未生)はスマホが心の中を読んで即レスしてくれる、返信遅いとよく非難を浴びる私には便利そうなアプリだが? 『お片づけロボット』(新井素子)も便利そうだが、散らかったものの法則を教え込むのは大変そうだ。『アンドロイドJK』(高井信)と交換した「BB」はどんなハズレがくるのかすごく興味ある (^^;)2021/08/31

いたろう

43
人工知能学会の学会誌に掲載されたSFショートショートを書籍化したもの。「対話システム」「自動運転」「ゲームAI」、そして、「人工知能と法律」「人工知能と哲学」等々、テーマ別に分けられたショートショートに、それぞれ、そのテーマについての学者の解説が付く。学会誌に掲載されたSFということで、想像力より科学的実現性に重きを置いた作品が多いのかと思ったが、そんなことはなく、意外と自由に書かれている。一方、学者の解説は硬く、なくても良いかも(笑) かんべむさしとか、新井素子とか、かなり久しぶりに読んだ。2017/09/27

なっぱaaua

36
人口知能学会の学会誌「人口知能」に掲載されたショートショートとその解説。そして人口知能の手を借りて作成した短編小説まで。どれも面白かったですね。8つのパートに分かれて、学会と作家のコラボ。想像力が掻き立てられます。これからのAI時代に生活がどう変わっていくのか。現実的にもワクワクしますね。なかでも矢島存美氏の「僕は初めて夢を見た」と江坂遊氏の「バックアップの取り方」が面白かったです。最後の「人狼知能能力測定テスト」はAIを使ったそうですが、ここまで書けるのかと感心しきりです。2017/07/27

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