出版社内容情報
小さな町を突如覆った巨大で透明なドーム。破壊不能のドームに封鎖された空間に恐怖と狂乱が充満する。帝王キングの新たなる代表作!
スピルバーグ製作TV化。10月よりBS Dlifeで放映開始
小さな町を突如覆った巨大で透明なドーム。破壊不能のドームに封鎖された空間に恐怖と狂乱が充満する。帝王キングの新たなる代表作!
内容説明
ある晴れた日、田舎町チェスターズミルは透明の障壁によって外部から遮断された。上方は高空に達し、下方は地下深くまで及び、空気と水とをわずかに通す壁。2000人の町民は、脱出不能、破壊不能、原因不明の“ドーム”に幽閉されてしまった…。スピルバーグのプロダクションでTV化。恐怖の帝王の新たなる代表作。全4巻。
著者等紹介
キング,スティーヴン[キング,スティーヴン] [King,Stephen]
1947年、アメリカ、メイン州生まれ。高校教師を経て、1974年『キャリー』で作家デビュー。『呪われた町』『シャイニング』で一躍「モダン・ホラー」の巨匠となる
白石朗[シライシロウ]
1959(昭和34)年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@80.7
61
作家の持つ創造力にはあらためて敬服しますが、キングはこれだけの数の人物を登場させて生き生きと描き切っているのが驚きですわ。すぐに死んじゃうのにその後も名前が出てきても人物が分るのはキャラクターが特異というよりは善人でも悪人でも一人一人思い入れを込めて描いているからだろうな。見えない壁に取り残された住民全てを書きたいのかもしれない。ビッグ・ジムはトランプだな。いやぁ~さすがキング!面白い!ってことで間髪入れずに2巻へ突入だ!どうなるチェスターズミル。2018/09/16
Koichiro Minematsu
47
メイン州チャスターズミルが、見える見えない恐怖に包まれる! スティーヴン・キング氏の作品の中でもダントツに傑作と思う。2021/07/16
志田健治
27
やばい、おもしろすぎる。来ました。これは「ザ・スタンド」「イット」「ドリームキャッチャー」級に来たのではないでしょうか。一旦読み始めたら止まらない系キング小説ですよ!実は「1」を一気読みしてしまい「2」に突入中なのですが、感想とか言ってられないくらいおもしろいです。いやあ、これは真骨頂ですね。主役級のバービー、ジュリアンはもちろんですが、脇を固める一人一人の人物がまあおもしろい。そして特に重要なのはビッグジム!こいつが主役喰ってます。親子揃って、こんなやついるか!?と笑ってしまいます。楽しすぎます。2018/08/14
眠る山猫屋
26
バービーの焦燥感。第一巻はまだ全てが手探り。誰が味方で誰が敵なのか、これから事態はどう転ぶのか、何よりドームとは何なのか。少しづつ加速していきそうなパニックの予感に、人間の善意と醜悪さが練り込まれているようで、次第に引き込まれていく。さあ、バービーと共に二巻へ。2014/06/09
たぬ
22
☆4.5 町を牛耳ってるビッグ・ジムがほんっと嫌な奴! その息子のジュニアも大概だけど、ジュニアのお仲間がまともな会話が成立しそうにないやべー奴揃いでまさに類は友を呼ぶだね。そんなおバカ連中をよりによって臨時警官って。全4巻の最初の1巻が終わったばかりなのにこの有様って、この先さらに想像もできないほどの地獄絵が出てくるってこと? 「ドーム」は本当に人間の手によるものなの? だとしたら何のためにどうやって?2023/12/28