文春文庫<br> たまさか人形堂物語

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文春文庫
たまさか人形堂物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167801441
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

OL上がりの店長・澪、人形マニアの冨永くん、謎の修復師・師村さんの3人が力を併せて人形にまつわる謎を解決するほのぼのミステリー。

内容説明

祖母の形見の零細人形店を継ぐことになった澪は、押しかけ従業員で人形マニアの冨永くんと謎の職人、師村さんに助けられ、なんとかお店を切り盛りしている。「諦めてしまっている人形も修理します」という広告をみて、今日も傷ついた人形を抱えたお客さんがやってくる。人形と大事な思い出を修理すべく澪たち3人の活躍が始まる。

著者等紹介

津原泰水[ツハラヤスミ]
1964年、広島市生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。89年、津原やすみ名義で少女小説家としてデビュー。97年、現名義で『妖都』を上梓。幻想小説の新旗手として注目される。2006年、自身の高校時代に材をとった『ブラバン』が話題となる。2010年、『バレエ・メカニック』が2009年度「SFが読みたい!」の国内篇で第3位になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

142
-毀す理由- よくわからなかったけど、ここから始まるから、登場人物の紹介程度にとらえればいいのか。 -ガブ- 登場人物の一人にスポットを当てた短編で、「ガブ」という専門用語についても、文楽についても、何の知識もないので、そうなんだって感じだったけど、こういう展開になるのかってちょっと驚き。 -スリーピング・ビューティ- まあ、ほっとできる最終話だったけど、ちょっとご都合主義かな。とはいえ、こうでもしないと続編できないし。まあ、続編を読んでみたい気もするので、これでいいのかも。 2021/07/26

はつばあば

65
初読み作家さん(きっと男性)だと思う。人形に対する知識があまりない女性店主の目線で書かれているから面白い。祖父の代から・・と云う時点で人形に魅入られていたのかと思う程、従業員と職人さんに恵まれています。お雛様を筆頭にイッパイアッテナと云うくらいの人形がありますが・・私もラブドール欲しい(^^♪。これまた断捨離となると人形寺への持ち込みも考えねばなりません。いったんお店を閉めることになりましたが・・続きはどうなるのでしょう。楽しみです2016/08/29

七色一味

65
読破。読み切るまでに、この薄さで5時間20分もかかってしまった。どうも、出てくるキャラに共感できなかったためと思われ…。まぁ、先日某人形のまちの某イベントで、お雛様その他の人形を見たりしていて、結構タイムリーといえばタイムリー。村上市の人形さま巡りも、そのうち行ってみたいなぁ。ラスト、ぱたぱたと「お店畳んじゃって」あれあれ?続編あるよね? なんて思っていたけど、そう言うオチですか…。2014/03/22

はらぺこ

56
ちょっと読み難い気がしたけど全体的には好き。 2014/02/24

紫 綺

55
単行本にて既読。人形づくりのあれこれが解る連作短編小説。2011/01/22

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