文春文庫<br> 世界極悪人大全―「野心」と「渇望」と「狂気」の果て

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文春文庫
世界極悪人大全―「野心」と「渇望」と「狂気」の果て

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167773410
  • NDC分類 280.4
  • Cコード C0195

出版社内容情報

世界に悪名を残した独裁者、暴君たちを一堂に、身の毛もよだつ極悪ぶりを描く。ヒトラー、フセイン、スターリン、毛沢東、ドラキュラ伯ら。

内容説明

国を支配するためならどんな残虐なことも辞さない独裁者、暴君たちがいた。毛沢東、スターリン、ヒトラー、フセイン…。世間を騙し続けたペテン師たち、猟奇的殺人を繰り返した残虐人間たち。時代を超えて“極悪人”と言える26人がここに勢揃いした。人を騙し、殺した彼らに、最後に残ったものとは何か。

目次

1 世界を震撼させた独裁者・暴君たち―近・現代編(毛沢東―残虐な暴力で中国を手中にした強者;スターリン―「大粛清」で国民を制圧した独裁者 ほか)
2 世界を震撼させた独裁者・暴君たち―古代~近世編(ドラキュラ公―串刺し刑を特に好んだ、殺戮の首謀者;カラカラ帝―弟を殺した後も、大量虐殺を続けた悪帝 ほか)
3 世間を騒がせたペテン師たち(ファン・メーヘレン―復讐心でフェルメールの贋作を描いた男;ジョルジュ・サルマナザール―架空の旅行記で巨万の富を得たペテン師 ほか)
4 残虐人間たち(エドモンド・ケンパー―祖父母から母まで殺めた殺人鬼;チャールズ・マンソン―薬物に溺れ狂気的殺人を重ねた悪党 ほか)

著者等紹介

桐生操[キリュウミサオ]
本名・上田加代子。ソルボンヌ大学、リヨン大学でフランス文学・歴史を専攻。現地で出会った堤幸子さんと帰国後、共同執筆を開始、歴史の裏面に隠された知られざるエピソードを様々な形で紹介。2003年、堤さんが腎不全のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

61
どのような残虐なことをも辞さない極悪人のエピソードが語られます。国を支配したり、権力を自分のものとするためには人はどこまでも残虐になれることに恐怖を覚えました。心を蝕み、欲望に溺れた結果、極悪人として名を刻むことになったのでしょう。同じ人間とは思えないほどの残虐性に満ちた恐ろしさ。皆何かに苦しみ、怯えていたのかもしれませんが、彼らの残忍性は極端に狂っているとしか言えません。狂気を真っ正面から見たような感じがします。2015/06/01

F

24
独裁者・暴君たち。世間を騒がせたペテン師、そして猟奇殺人を繰り返した残虐人間たち。世界を震撼させた古今の極悪人26人のエピソード集。/毛沢東、スターリン、ヒトラー、ポル・ポト、フセイン、ブラド・ツェペシュ、カラカラ帝などの暴君達。また、世間を欺いた、カリオストロ伯や、新聞王ハーストなどの嘘つき達。最後は残虐な犯罪を起こした現代のサイコ達……。人間存在の極北に迫った極悪人の凶状は正視しがたいものがあるが、その内面に抱える狂気、深い闇は、ごく身近にある、馴染み深いものに思える。なんとも恐ろしく哀しい人間図鑑。2012/02/05

KAZOO

12
題名がすごいのですが、本当に悪いのはこの本の第4章の「残虐人間たち」だけかもしれません。1、2章は独裁者・暴君たちで世界の歴史の方向性によっては、評価が変わったかもしれません。3章も私は極悪人というよりもよくもまあこのようなことを考えた人物だなあと感じました。26名の人物論です。2014/05/06

nonnomarukari(ノンノ〇(仮))

8
同じ人間だと思いたくないほど残虐性に満ちた人間がたくさん詰まった一冊。スターリンとかポルポトとか有名な政治家とかはある程度は知ってはいたが、自分が全く知らない人物もいたので他にもこんなに怖い人いることに愕然とした。2010/11/18

ハナ

7
世の中で極悪人と呼ばれ、残虐と呼ばれた人達は皆苦しんでいた。信じられないような事をしてきた人で、恐ろしいと思うが、極悪人と呼ばれる人たちも同じように何かに怯えていた。それどもやはり彼らの残忍さには驚く。2012/12/11

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