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文春文庫
陰謀の世界史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 685p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167679767
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0195

内容説明

ユダヤ、フリーメーソン、イリュミナティ、ロスチャイルド…20世紀史に怪しく輝く不可思議な出来事は、「偶然」か何者かによる「陰謀」か?巨大謀略組織CIA、KGBが冷戦時代に果たした役割に光をあてつつ、ケネディ暗殺から9.11事件まで、「陰謀のセオリー」をクリアにえぐり出す。スリリングな裏世界史へようこそ。

目次

フリーメーソン―現代に生きる謎の秘密結社
ユダヤ―八〇年代アメリカのカウンターカルチャーとしてのユダヤ陰謀説
イリュミナティ―イリュミナティ(=エンライトメント)は悪魔の知恵か!?
ロスチャイルド―世界を植民地化しようという野望!?
ロックフェラー―金融、政治、大学、マスメディア…全米を支配した陰謀財団!?
ルーズヴェルト―パールハーバー、ニューディール政策はルーズヴェルトの大陰謀!?
英国王室―世界政府計画を背後で操る英国王室!?
フェビアン協会―世界を帝国主義へと導いた知識人エリートを作り出した!?
三百人委員会―世界を支配している三百人のエリートによる謎の組織
外交問題評議会(CFR)―世界征服を企むCFRの一大成果は国際連合!?〔ほか〕

著者等紹介

海野弘[ウンノヒロシ]
1939年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、美術、映画、音楽、都市論、華道、小説など幅広い分野で執筆活動に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

38
陰謀論ではない。米大衆文化と言っても過言でない陰謀論に関する論である。この手の本で必ず取り上げられるフリーメーソン、イリュミナティから始まるが、学生時代に『秘密結社の手帖』に始まる澁澤文学?を読み散らした身にはやや物足りない。陰謀とは思えない財団辺りから面白くなって来る。陰謀論を一言で言えば、この世の全てのものは繋がっていて意味がある。従って本書で展開される30の陰謀も相互に絡み合い同じ登場人物が何度も顔を出す。人物を区別することを早々に放棄しその混沌の中に身を任す。心地よい混乱の中で論は終わりを告げる。2011/12/07

林 一歩

21
期待通りの面白さ。陰謀とか突き詰めると、統合失調症の患者みたいな世界観だが、実際に企んでいた個人もしくは団体はあるわけで、特に外交は正攻法だけでは成り立たないものなんだなと。2014/10/02

ぷるぷる

4
すごい分量で熱く陰謀説を語る力作であることは認めざるを得ない。信じるか信じないかは人それぞれ。 著者も言っているが例え荒唐無稽陰謀なストーリーであっても陰謀に憑かれた人たちの奇妙な情熱を感じるってことだ。JFK暗殺~ウォーターゲート事件~イラン・コントラ事件とつながる辺りは面白い。スパイ小説全盛期である。映画や書籍そのまま史実として受け取っているような表現があったり、対立とか矛盾とか無視して全てがつながっているのが陰謀史観であるとか開き直っているとしか思えない部分も多いが細かいことをいうべきではない。2012/02/29

ks3265

2
フリーメーソンとかイリュミナティとか、良く映画や小説に出てくる言葉だけど、しっかりとした内容は知らなかった。この本は事典ではないけど、項目別に出版当時の豊富な引用で詳しく解説してある。引用のせいか、時々話が飛んだり、論文ふうに堅苦しくなって、ちょっと読みづらさはあった。でも陰謀というのは複雑に絡み合っていることがよく分かった。ただ、英国王室まで出てくるとどう解釈すればよいのか。今後世界のニュースを見るのが楽しみになった2020/05/13

田中峰和

2
陰謀論、コンスピラシー・ブームの便乗商法として、お笑いの元ハローバイバイ関暁夫を思い出す。解散後も「信じるか信じないかはあなた次第」のセリフで生き残った人物。1ドル札の目玉についても、ネタ本から抜粋した情報を紹介していた。ユダヤ、フリーメーソン、イルミナティなど偶然とも思える出来事を何者かによる陰謀として信じる。メル・ギブソン主演の「陰謀のセオリー」のように信じすぎるとパラノイアになってしまう。陰謀論者と陰謀解説者が対立する構図は、宗教と無神論者のようだが、陰謀論も宗教同様、経済を動かすことに違いはない。2019/01/28

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