文春文庫
為替がわかれば世界がわかる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167679392
  • NDC分類 338.954
  • Cコード C0195

内容説明

日々のニュースで必ず目にする為替レート。海外旅行でもしない限り自分には関係ないと思いがちだが、さにあらず。情報収集や整理、交渉についての方法論につながる思考のヒントが満載だ。財務官当時「ミスター円」の異名をとった著者が、自身の経験から為替市場の読み方と考え方を平易に語る。新章「21世紀のよみかた」を追加。

目次

第1章 為替市場は「美人投票」である(みんながそう思えばそうなる;ジョージ・ソロスの市場の見方 ほか)
第2章 為替取引は情報ゲームである(「サプライズ」を与えろ;情報の相互依存性 ほか)
第3章 為替の予測など当たるはずがない(ローレンス・サマーズのIQジョーク;陰謀説では市場は読めない ほか)
第4章 情報戦争で勝利する(グローバルな情報とローカルな情報;ガセネタの見分け方 ほか)
第5章 為替の背後にingの世界が見える(正解を与える理論はない;流行に乗れ。流行を作れ ほか)

著者等紹介

榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年東京都生まれ。東京大学経済学部卒、同大大学院修士課程修了。大蔵省に入省後、ミシガン大学で経済学博士号取得。97~99年財務官を務め、「ミスター円」の異名をとる。慶応義塾大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HIRO1970

1
★☆★経済の本で11年前の物なので内容的には多少古さがありますが、筆者自身が長期的な時間軸で物事をとらえている為、さほど気になりませんでした。これで榊原さんの本は3冊目ですが、現象の捉え方を解りやすく伝えており良著です。2013/06/30

sayako_kyoto

1
為替の話というよりは、筆者の経験にもとづく、情報の重要さについての話だった。2010/01/10

AZALEA

1
★★★2009/01/03

RYU

1
大切なのは、何が正しいのかを当てることではなく、市場参加者の多くがどう判断し、どう行動するかを当てること。ディーラーにならなくとも、市場にかかわるからには、勘や眼を持っていたい。2009/06/07

かりん

1
3:実家は経済本を読むには不向き…。知的謙虚さ。リオリエント。皆がどう思っているかの美人投票。Fallibility=誤謬性。グッド・リスナー。1871年は1ドル=1円。Buy on rumors. Sell on fact.「新しい」情報と受け止めてもらう。生身の経済より理論の体系性を愛する。すべて極秘はすべて漏れる。国際的官僚組織。ワシントン・コンセンサス。政経軍通貨は一体不可分。AMF。プリマドンナを倒せ。2008/11/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/365277
  • ご注意事項