文春文庫
七つの海を越えて―史上最年少ヨット単独無寄港世界一周

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167679132
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0195

内容説明

ヨットで世界一周するんだ―鞄一つで家を飛び出し、師匠のアパートに転がり込んだ二十歳の青春。造船所で修業に励み、スポンサー集めに奔走した日々。「金なし、人脈なし、実績なし」の青年が、二度の挫折を乗り越え、奇跡の世界一周を成し遂げる。荒ぶる大海原との激闘を記録した感動の176日3時間59分47秒。

目次

第1章 3.10.1993~21.10.1993―三度目の出港 松崎~赤道
第2章 22.10.1993~13.12.1993―吼える四十度線 赤道~ホーン岬
第3章 14.12.1993~5.1.1994―ケープホーナー ホーン岬~喜望峰
第4章 6.1.1994~14.2.1994―師匠の死 喜望峰~シドニー沖
第5章 15.2.1994~28.3.1994―夢を叶えて シドニー沖~松崎

著者等紹介

白石康次郎[シライシコウジロウ]
1967年東京都生まれ。神奈川県立三崎水産高校専攻科卒業。高校在学中に、故・多田雄幸氏に弟子入りする。26歳のとき、師匠の名を冠した「スピリット・オブ・ユーコー」でヨットによる世界最年少単独無寄港世界一周を達成。97年、アドベンチャーレース「レイド・ゴロワーズ」で日本チーム過去最高の成績をおさめる。2000年に「鉱次郎」から「康次郎」に改名。02年から03年「アラウンドアローン」(旧・BOC)に参戦し、クラス2の第4位でゴールした
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

piro

5
先日白石さんがテレビに出演されていたのをたまたま見かけ、本があるのを思い出して再読。20代で成し遂げたヨットによる単独無寄港世界一周の過酷な様子と、白石さんの師匠・多田雄幸さんや素晴らしいサポーター達とのエピソードが語られています。多くの人達の協力は、その人達が夢を託したからこそ得られたもの。彼らへの感謝の気持ちを忘れずに「みんなの」夢を実現させた白石さんの意志の強さに尊敬の念を抱きます。今年50歳を迎える白石さんは今もレースに挑み続けているとの事。まだまだみんなの夢を背負って活躍して頂きたいものです。2017/05/06

キミ兄

3
若い人が向う見ずに冒険する話って本当に面白い。しかも無寄港世界一周なんて常人が考える冒険じゃないのに、がむしゃらにそこにしかゴールが無いかのように突っ走る。読んでいてゾクゾクする。☆☆☆☆。2021/05/17

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

3
◎…結構海の旅って過酷なものだし、お金がかかるものなのですね。2度の失敗を乗り越えて、成功にこぎつけたのは何よりでした。2009/09/07

anken99

2
著者とは、随分前から懇意にしているものの、なぜか思い立って、久しぶりに読んだ本作。いいなあ。堀江青年よりはるかに困難なチャレンジ。。。そんな最年少単独世界一周記録保持者も、いまや50歳。いまなおチャレンジを続けていることに、心から敬服する。2017/10/20

ikedama99

2
ようやく読み終えたか。シングルハントでの世界一周だが、地図を見て、「無寄港世界一周は、このようなコースになるんだ」と驚いた。また、ずっと前に「太平洋ひとりぼっち」などのヨットものを読んだ側からみると、今のヨットのすすんだことに驚く。でも変わらないのは、一人に耐える力みたいなものだろうか? 著者のヨットへの思いや過去の話が入り乱れる感じもあって、読みづらい部分もあったが、面白く読み終えた。2016/01/07

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