文春文庫<br> 十三の冥府〈上〉

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文春文庫
十三の冥府〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167666071
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

『都賀留三郡史』なる書物の真偽を確かめるため、青森に赴いた光彦。三郡史を発見した八荒神社=アラハバキ神社の宮司は、史実であると譲らない。一方、偽書だとする人々の死―大学教授がその学会発表の直前に病死、神社に出入りする大工の棟梁が事故死、その唯一の目撃者が刺殺―が相次ぐ。アラハバキ神の祟りなのか。

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て1980年、「死者の木霊」でデビュー。以後、文筆活動に入る。いまや国民的“名探偵”である浅見光彦は第3作目の「後鳥羽伝説殺人事件」で誕生。以来、大変な人気を博し、ファンクラブ“浅見光彦倶楽部”の入会者数は2万人にのぼる。2006年4月刊の「棄霊島」(文藝春秋)で百番目の事件を見事解決した。著作は浅見光彦シリーズのほか、“信濃のコロンボ”こと竹村警部シリーズなど多数で、100冊を超える。発行部数は、1億部を突破。軽井沢在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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HANA

57
旅情ミステリ、今回の舞台は青森県津軽地方。東日流外三郡誌をベースとしてキリストの墓から青森県内のピラミッド、そして竹内文章まで、この著者にしては珍しく東北に纏わるオカルトや古史古伝までが盛り込まれている。ただそれらもあまりおどろおどろしい味付けはされておらず、あくまで事件周辺部を彩る小道具に留まっているため割とあっさり目。伝奇ミステリならこの辺が事件にがっつりと絡んでくるのだろうけど、事件に絡むのはあくまで人間関係ばかり。個人的には折角の題材なのだからもっと濃い目に味付けして欲しかった所なのだが…。2023/01/14

sarie

6
シリーズ93作目。今回の舞台は青森県。アラハバキ神を祀る神社の宮司が発見した「都賀留三郡史」の取材で、青森県へ。 新郷村の大石神ピラミッドで、お遍路姿の女性の他殺体が発見された事件に遭遇し・・・というお話でした。 荒覇吐(アラハバキ)王国、本当にあったんじゃないかと思ったり。題材が好きな作品です。2016/01/10

suika

4
浅見光彦シリーズ91作目。久々に読みましたが、やっぱり面白い(^^)お約束の浅見の素性がバレるシーンもあり、楽しかったです。例によって『旅と歴史』の藤田編集長から青森への取材を依頼された浅見。そこでは『都賀留三郡史』なる古文書が発見され、一大騒動になっていた。同時に青森では奇妙な事件が相次いで起こる。『都賀留三郡史』は内田先生の創作かと思いきや、現存する古文書(『東日流外三郡誌』)があったのですね。私は謎学とか、学術的なテーマは割と好きなのですが、本作はオカルトや宗教色が強く、少々引いてしまいました。 2017/01/17

かのこ

3
初・浅見光彦。旅情とミステリーと雑学がいっぺんに楽しめて、おトクな感じ!2014/12/11

ZHONG

2
上下巻合わせてまぁまぁといったところ。2011/01/03

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