感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
100
記憶3部作のようなフラッシュバック的な物語を期待すると裏切られる。タイムリミットサスペンスは、それなりにどきどきするが。 2010/05/16
GaGa
35
これまでの作品とは、全く趣向を変えた展開。殺人の容疑者とそれを尋問する刑事、そしてその他の三人の刑事が織りなすサスペンス。ただ、今までのクック作品にしては視点が今一つ定まらず、サクサク読めるもいささか退屈。ただ、最後の最後にドカンと爆弾を投じる形は健在。ただ多少不発感も(笑)2011/10/14
James Hayashi
34
タイムリミットサスペンス。残された時間は11時間。夜中に観覧車へ何度も乗ったという言葉を元に捜査を進めるが、かなり強引なストーリーに思えた。まあ著者特有の不安定さとグレーさなどの澱みは感じられたが結末も驚かされるほどでなかった。2018/02/25
ボーダレス
13
冤罪や警察官の不祥事、浮浪者への偏見をベースに11時間という限られた取り調べの中で自白に追い込むという、クックのタイム・リミットサスペンスで、話の構成や伏線が強引すぎるが人間の心の黒い部分の描き方だったり、重苦しさや救いのない結末としての不条理感を諍っても抜け出せない闇に擬えていて読み応えはあった。2018/12/06
犬こ
5
公園で殺害された少女の犯人探しにあたって登場人物が非常に多く、話が細切れになっており、読みながら混乱。クックこんな読み辛かったかしら?何はともあれ悲しい結末でした。2014/01/31