内容説明
1983年、若者の街・自由が丘に一軒の古道具屋がオープンした。以来16年間、時代や流行を逆手にとって経営をつづけてきた著者が綴る「儲かる考え方」と、商品に隠された抱腹絶倒のエピソード。今なにが売れるのか?どうやって仕入れるか?「売れないモノ」を「人気商品」に変えるには?不況の時代を乗り切り、楽しく商売を続けるためのノウハウ満載。
目次
第1章 トコトン売れた商品(大活躍の売れ筋商品;「売れない」を「売れる!!」に変身させるテクニック ほか)
第2章 仕入れ方のコツ(人のやらない仕入れをおこす;仕入れの種類 ほか)
第3章 古道具屋稼業の掟(古物市場初体験)
第4章 失敗知らずの経営戦略(わがまま経営続けるために;仕入れのツボ ほか)
第5章 人と地球にやさしい商売(古道具屋の生きる道;今から始めて失敗しない ほか)
著者等紹介
魚柄仁之助[ウオツカジンノスケ]
1956年、福岡生まれ。食生活を多角的に科学し、独自の台所術を展開した一連の食生活改善本の他、20年にわたる古道具屋店主経験を生かした、人生・商売で“儲ける”極意本も多数ある
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感想・レビュー
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オオサキ
7
売れたモノに対しては、時代がちょっと遡るので、想い出話的な話コトもありますが、「売れないモノ」を「人気賞品」に変えるには?とか、失敗しないで続けていくには等、今でも参考に出来るコトはありそうですね。真剣に、楽しんで働いてる人ってステキです。2014/01/08
るるぴん
3
骨董商に憧れて随分前に買った本の再読。メルカリはおろか、ヤフオクも無かったような20年前の著書。今でも通用する経営戦略論と時代を読む目の確かさは、別ジャンルでもスマホ時代でも勉強になる。河間の油売りのような軽妙な語り口で面白くてスイスイ読める。「仕入れて売るというのは、何かを企画して社会に向かって仕掛けてみるということです」「時代を読み取り、次を予測するには歴史を知ることも大切だし、人間行動学も役にたちます」が印象的。何でも学ぶ姿勢しだいということか。2018/07/26
ちえぞー
0
古道具屋さんでもただ並べてるだけじゃダメで、ちゃんと時流に合った売り方、センスが必要なんだというのがわかった。お商売とは大変なんだな。2015/02/20