文春文庫plus<br> 寄生虫館物語―可愛く奇妙な虫たちの暮らし

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寄生虫館物語―可愛く奇妙な虫たちの暮らし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167660093
  • NDC分類 491.9
  • Cコード C0195

内容説明

女子高生のお腹の中に合計45mの寄生虫がいた!?“サナダムシ”ってどんな味!?子供の口から寄生虫が飛び出してきた!?世界初の寄生虫専門博物館「目黒寄生虫館」の名誉館長が、虫たちの暮らしと博物館設立までの物語を、仰天エピソード満載のエッセイに。奇妙だけど、不思議と可愛い虫たちに、貴方の寄生虫観も変わります。

目次

第1章 とても楽しい寄生虫の暮らし
第2章 寄生虫の愛の姿
第3章 不思議な顔をした寄生虫館の住人たち
第4章 シーラカンスの“新”寄生虫発見記
第5章 寄生虫に魅せられ愛した人間たち
第6章 まだまだそこに寄生虫がいる
第7章 寄生虫館物語―寄生虫館ができるまで

著者等紹介

亀谷了[カメガイサトル]
1909(明治42)年、岐阜県生まれ。長崎医科大学卒業。39年満鉄入社。47年に帰国し、日本生物化学研究所に入所。翌年、目黒に内科小児科診療所を開設する。53年に研究所として「目黒寄生虫館」を設立。57年に文部省より財団法人の許可を得る。76年紫綬褒章、87年勲三等瑞宝章受章。寄生虫学の世界的権威として知られている。著書に「虫実話」「おはよう寄生虫さん」他
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomomi Yazaki

17
著者はデートスポットで有名な、目黒寄生虫博物館の設立者です。本書では、様々な寄生虫の興味深いお話が聞けます。いつもならワクワクですが、今回はムズムズ、ゾワゾワとなりそうです。寄生虫は悪さをするだけではなく、むしろ宿主が病気にならないように手助けをするようです。それを知ってか知らずか、カツオの鮮度をアピールするために、わざと寄生虫をつける鮮魚店もあるとか。そういえばワイガニは、あの黒の点々のカニビルが甲羅についている方が美味しいそうです。生肉も美味しい!でもやはり、肉は良く焼いて食べるのがベターですね。2022/12/05

荒野の狼

5
大学医学部で微生物学の教育と研究をしている教員です。寄生虫は、近年の医師国家試験では出題が少なくなってきていることもある。そこで講義では、寄生虫学の魅力を伝えることによって、医学生の学習のモチベーションをあげるために、よい副読本を紹介している。体系立てて寄生虫が解説されているわけではないが、面白いエピソードが数ページで書かれてあり、通読するのも、興味のある章から読むのにも適している。イラストと明快な白黒写真が内容の理解を助け、興味をひきたてる。2020/09/12

名前ちゃん

3
真摯だ ありえん すごい世界 尊敬する2014/05/29

ヒートあっぷぷ

3
どうしても見たくないページがあった。 ちょっとだけ、トラウマになるかも…。 著者の姿勢とか考え方は、凄いなと思った。…勿論寄生虫も……。2009/09/13

ジョン・ワン次郎

2
例の施設にまた行きたくなったー2010/07/28

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