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文春文庫
オルガスムスのウソ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167651602
  • NDC分類 491.35
  • Cコード C0198

内容説明

「クリトリスよりヴァギナで感じるのが成熟した女」「女性も射精する」「女性がイクと精子を吸い込んで妊娠する」「不感症は精神的問題が原因」などなど、世の常識・通説を、過去数十年にわたるオルガスムス研究の成果のすべてを駆使して打破する。バイアグラの女性による使用、精液健康法にも触れて、性の問題に希望を与える書。

目次

第1章 生殖の甘い報酬―自然はなぜわれわれに性的快感を与えたのか
第2章 動物界の営み―動物たちのセックスとオルガスムス
第3章 十二秒間の天国―そのとき、心と体に何が起きているのか
第4章 オルガスムスと脳科学―そのとき、脳内で何が起きているのか
第5章 女性のオルガスムス―なぜ女性はオルガスムスに達しにくいのか
第6章 健康とオルガスムス―オルガスムス健康法
第7章 オルガスムスよ永遠に―オルガスムス回復治療の最前線
エピローグ 明日の下半身―快楽の未来

著者等紹介

デーゲン,ロルフ[デーゲン,ロルフ][Degen,Rolf]
1953年生まれ。科学ジャーナリスト。「ツァイト」紙や「フランクフルター・アルゲマイネ」紙、科学雑誌「ビルト・デア・ヴィッセンシャフト」などに寄稿。その活動に対し、ドイツ心理学会から科学出版賞を受賞。「フロイト先生のウソ」でセンセーションを巻き起こした

赤根洋子[アカネヨウコ]
1958年生まれ。早稲田大学大学院修士課程(独文学)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wasabi

3
著者によるマッチョ批判が10ページに一回はあって笑える。ロルフさんなんか嫌な思い出でもあるの?笑 それ以外でも(原文がどうなってるかわからんけど)文章に適度にギャグが入ってて笑える。データ満載のくそ真面目な内容だけになおさら。とりあえずフロイト先生は「ヴァギナオルガスムス」という誤った概念を広めた罪を世界中の女性に詫びるべきだ。2013/01/07

ねぎとろ

1
セックスに関する真摯な一般向け科学書、なんだけれども実験の話などが結構笑える。スポーツをする前の禁欲はあんまり意味がない、オナ禁は寿命が縮むかも、ごっくんするのは無意味ではない?等々エロ雑学満載。でも本題は、進化生物学的にみれば身体の不思議にも色々と理由があるということを丁寧に解説している。2012/04/08

ばな

1
種の生き残り作戦に対してどうなのか、という考察が興味深かったです。それにしても、いろんな国のいろんな人がこういう事をいろいろ大真面目に考えてるものですねぇ。それが面白い。2012/01/17

とよかわ

1
いやー……。この本はみんな読んだほうがいいよ。ほんっと読んだほうがいいよ。女性のオルガスムスはなぜ存在するか、ダーウィニズムに基づいた数多ある仮説(女性がイくと精子を吸い込んで妊娠しやすくなるとか)を紹介するも、その全てが疑わしい。ここでドーキンスの言う「ブラインド・ウォッチメイカー」という言葉が登場する。進化や適応は常に行き当たりばったりに行われ、その結果、生物は必ずしも合理的に設計されない。著者の下した結論は、女性のオルガスムスは「男の乳首」のようなもの、ということ。(コメント欄につづく)2010/09/26

虞蒙もしくは風船猫

0
興味本位に扱った本でなく、真面目に扱っている印象。これを学校の「読書感想文」のタネにしたらどうなるかな?2013/06/18

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