出版社内容情報
経済的、文化的に世界を代表する都市でありながら、巨大な迷路でもある東京。その歴史と都市としての個性を街を歩きながら考える
内容説明
世界第二の経済大国、日本の首都・東京。ハイテクの先端をいくこの都市は、またアジア的な巨大な迷宮でもある。江戸、明治、大正、昭和、平成と400年に及ぼうとする首都としての歴史がいまも生き続けている。高層ビルの谷間で垣間見る江戸の風情、下町に息づく「水の都」の伝統…。歴史、文化を通して捉え直す東京再発見ガイド。
目次
東京歩きのガイダンス
1 都心の空間
2 隅田川沿い
3 ベイエリア
4 江戸周辺部の町
5 山の手
6 近代の盛り場
7 江戸の郊外―荒川線の旅
エピローグ 東京の現在、これから
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とみやん📖
7
このところ、東京の街歩きに関する本を続けて読んでいる。いつか著者である法政大学の陣内秀信先生の本を読んでみたいと思っていたので、この本を見つけたときに、僥倖のような気持ちになり、即買いした。そして、期待は裏切られなかった。街歩きの名著だと思う。建築史専門の確かな見立てで、江戸以降東京の街に堆積した歴史を眺めながら、独特かつ豊富な表現で縦横無尽に見所を紹介してくれている。特に、港区の七福神と小石川庭園、都電沿線の箇所が面白い。藪野健先生の街歩きの本とセットで携帯して街歩きしたくなった。2020/02/25
lncr_ct9a
3
皇居を中心とした街の作りや、時代によって人を寄せ付ける街が移り変わっているという東京の特殊性、東京のかつての主要な貨物駅(秋葉原、汐留、両国、錦糸町)はどれも古くから重要な河岸にできたという事実など、東京にまつわる物語を知ることが出来、とてもよい本だと感じた。2016/09/07
iwasabi47
1
文庫と思って注文したら、単行本できた。案内本を意識しているのか、少し物足りない感想。『東京の空間~』よりも下町の分析が進んでいる。あと巻頭の東京イラスト地図の東西南北マークが間違っている。増刷したらなおしたのかな?2023/06/12
huanghongyang
1
東京台地や谷が多いというのはそうだと思った。。渋谷、鴬谷、茗荷谷等。2009/12/05
go
0
興味を引かれなかったなー。東京本は結構好きなんだけど。文章も内容も硬い。2020/05/11