文春文庫
恋愛事情

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167606084
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「不思議なことに、好きな女のことを一番話したかったのが、女房だったんだ」。かつての友人の告白を一笑に付した主人公は、恵美と付き合うようになって、初めて夫婦の不思議な関係に気づかされることになる(「土鍋」)。初老にさしかかった男たちの恋心や友情を時にシリアスに、時にユーモラスに描いた短篇集。

著者等紹介

藤田宜永[フジタヨシナガ]
昭和25年、福井県に生まれる。早稲田大学中退。48年、パリに渡り、エールフランスに勤務。55年に帰国後、エッセイを執筆。61年、「野望のラビリンス」で小説デビュー。平成7年、「鋼鉄の騎士」で第48回日本推理作家協会賞、同年、「巴里からの遺言」で第14回日本冒険小説協会大賞短編部門大賞を受賞。その後「樹下の想い」で恋愛小説に新境地を拓き、平成11年、「求愛」で第6回島清恋愛文学賞を受賞、平成13年、「愛の領分」で第125回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

47
すれ違う心を繊細に描いており、その人の表情、心の機微までもみえるような文章で、とにかく読みやすい作品である。2015/01/03

ko-sight

3
表題の通り恋愛にはそれぞれに事情がある。6編の短編集。前半の3編を読むと、ドラマの中で梅沢富美男、草刈正雄、中尾彬惹といった男優が女性に振り回されている姿が目に浮かんだ。後半は少し難しい関係の内容になるが、男の女性に対する思いを感じた。なお、「赤心」というタイトルは「真心」という意味だと知った。2016/10/23

おふとんくん

2
おもしろい2017/03/18

波流人 tasogare archive

1
【勝手に惹句】 身も心も忘れない。

imoyiks

1
2009/07/05

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