内容説明
「ふれあい」を名称とする公共施設がいろいろある。「ふれあい図書館」「ふれあい体育館」、単に「ふれあい館」なんてのもある。一体、何をするところなんだろ?「思い出づくり」「いやし」なんていうのも気持わるい。日本の社会全体が小学校の仲よしクラスになったみたいだ…言葉の頽廃に警鐘を打つエッセイ集。
目次
うるまの市
キライなことば勢揃い
「よし」「だめ」の怨念
何処のさとのならひぞや
「白」はぬきみかcoldか
人生テレコテレコ
著者等紹介
高島俊男[タカシマトシオ]
1937年生れ、兵庫県相生出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。主な著書に『水滸伝と日本人』(第5回大衆文学研究賞)、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(第11回講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(第52回読売文学賞)などがある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
6
しばらく読んでいなかったのでこのような毒舌を読むと、こちらの考え方も別の角度から様々な事件を眺めてみたくなります。ベビーシッターの最近の話もマスコミは被害者の視点からだけですが、なぜそんなにお金のかかるベビーシッターを雇ってまで子供を預けなければいけないのかなあ、と気になります。非常にいい本で時たまは頭がリフレッシュします。2014/03/24
モリータ
5
いつどこで買ったか覚えてない。2020/05/26
hibimoriSitaro
1
再読。ココロの師匠にびしびし叱ってもらう快感。2012/08/28
カネコ
1
○2012/08/13
藍鼠
1
ことばにまつわるエッセイ集。ウィットのきいたおじさんのおしゃべり、といったかんじです。2010/08/25