文春文庫
総理の値打ち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 234p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167593049
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

歴代首相全56人を一刀両断・徹底採点!
伊藤博文91点、東条英機52点、吉田茂27点、田中角栄57点。では小泉首相は? 気鋭の評論家が独自の国家観で全首相を徹底検証する。

内容説明

伊藤博文91点、東条英機52点、吉田茂27点、田中角栄57点、中曽根康弘40点…では、小泉首相は?歴代総理全56人を100点満点で徹底採点。揺るぎのない国家観、歴史観に裏打ちされた前代未聞の暴挙にして快挙。日本が向かっている道筋は繁栄か、それとも衰退か。4人の論客が真っ向からぶつかる「大闘論『総理の値打ち』」も収録。

目次

議会政治のはじまり
政党政治の黄金時代
政党政治の終焉
第二の建国
矮小化のはじまり
政治の機能喪失
そして小泉純一郎

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。慶応義塾大学教授。文芸評論家として文壇、論壇で活躍している。93年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、96年『甘美な人生』で平林たい子文学賞、2002年『地ひらく石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

26
初代伊藤博文から56代小泉純一郎までを100点満点で採点しています。最高点が伊藤博文の91点、最低が近衛文麿の17点。東条英機が高評価なのが筆者の好みが出ている感じですかね。時代の流れを知る意味でも受験生が読んでもいいかも。1時間くらいで読めちゃいますので。2019/03/24

kinupon

7
それぞれの意見はあるでしょうが、国民にとって何をしたかという視点に立ち採点をしていて面白かったですね。しかし近年の総理を採点すると何点になるでしょう。2011/11/03

さよならキダ・タロー・寺

4
発表当時、文藝春秋で読んだなぁ。あれ以来の再読。福田さんの好みとして、悪も兼ね備えたスケールとボリュームのある人物が好きというのは感じる。発表当時は小泉首相効果で、国民が政治にヒューマンインタレスト的関心を持っていた頃。これは今思い出しても好企画だったと思う。2012/06/30

半木 糺

4
まず歴代の総理の点数をつけるという発想が面白い。竹下の評価が意外と高かったのには驚いた。小泉政権の最中に書かれた本であるので、安部内閣以降の採点は無いが、おそらく現在の野田首相に至るまで、50点を超える人物はほとんどいないであろう。内閣総理大臣という座がこの上なく軽くなった今だからこそ、今一度総理の採点を行なって欲しい。2012/06/22

あーさー

1
「作家の値打ち」に続き、今度は福田和也さんが歴代総理(小泉純一郎さんまで)に点数を付けた作品。正直、点数についてはその人の政治的なスタンスによってかなり左右されるから流し見してましたが、各々の総理について、ある程度「つかめる」ので便利です。2022/07/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9904
  • ご注意事項

最近チェックした商品