文春文庫
オン・セックス―鹿島茂対話集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167590055
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0195

内容説明

戦争と政治・経済だけで歴史を見るのはもう古い!世界史を生活文化から見直すために、古今東西の閨房事情を15人の「その道の大家」と大いに語る1冊。世界のポルノから後宮と姦通・近親相姦・巨根信仰・SM・女体の正しい味わい方・性病と腎虚・性技の奥義まで、尽きることのない好奇心で人類の来し方行く末を考える。

目次

1 性の世界史―四人の碩学が掘り起こす、知的昂奮の二〇〇分!(丸谷才一・山内昌之・張競)
2 ポルノの世界史―暴走する日本人のSEXは歴史の必然!(氏家幹人・張競・伴田良輔)
3 極悪人の世界史―ときに戦慄、ときに抱腹絶倒の悪漢列伝!(張競・氏家幹人)
4 英雄の性愛史―古今東西の権力者たちの性行動を徹底解析!(張競・佐伯順子)
5 開かれた女たち―『御開帳』『もっと奥まで』…女はもう止まらない!(藤本由香里・酒井あゆみ・南智子・北原みのり)
6 女体の正しい味わい方―フェチとは“愛の放浪”と見つけたり!(睦月影郎)
7 不貞の進化論―欲望に忠実でなければ幸せになれない!(団鬼六)
8 セクシー・ガールの誕生―エロティシズムは国境を越える!(荒俣宏)
9 革命的性技―男女のセックスは非対称形と心得るべし!(山村不二夫・菊池雪)
10 ポルノグラフィー進化の歴史―ポルノに未来はあるか!(鹿島茂)
11 二十一世紀の性―エロスを考察すれば、世界の歪みが見える!(山田陽一)

著者等紹介

鹿島茂[カシマシゲル]
1949(昭和24)年横浜市生まれ。東京大学大学院修了。共立女子大学教授。専門は19世紀のフランス文学。91年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、2004年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アズル

20
発売当初に半分ほど読み、なんとなく放置していたので、残りを読みました。睦月影郎先生のお言葉、「切手や封をするのは、自分の精液です」とサラッと言っておりました。ケンペーくん、やっぱりすごい人だ…。封をするその液体って、フレッシュなものか、保存しているのか、気になります。まぁ、どちらにせよ、睦月先生の郵便物は受け取りたくありませんが…。2016/08/22

ふろんた

3
★★★2018/07/03

N.TANAKA

2
自分はマニアックだと思っている人でも、この本に出てくる過去の偉人たちの話を聞けば、大したことないと思い直すこと間違いないくらいスケールの違う話が盛りだくさんです。歴史を知らないと厳しい面もあります。2017/03/12

madoque

1
まとめて古書店で買って、忘れていた積読本だったが、暇だったので読んでみた。猥談感覚で3時間ぐらいで、セックスに関する教養、雑学すごいなあ。2023/08/16

bittersweet symphony

1
前半は丸谷才一やら山内昌之やら氏家幹人やら張競やら主に各分野の歴史学者がテーマに即した薀蓄をぶつけ合う展開で、こちらは非常に面白い内容でした。中盤は鹿島茂氏が理解のあるおじさんのふりをして、AV女優兼文筆業的なキャリアの女性を集めた対談をしているのですが、そういう人たちほど話が画一的で杓子定規なためつまらないですね。2006/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/444121
  • ご注意事項