文春文庫<br> ツチヤの口車

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文春文庫
ツチヤの口車

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  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167588106
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

恐怖!!身の毛もよだつ理屈の数々!今宵もあの貧相な男が、口車に乗って貴方を誘います…。満身創痍の日々をつづった最新エッセイ。

目次

舌の章(革のジャケット;試験で分かったこと ほか)
先の章(新型肺炎の威力;いざというときの日本語 ほか)
三の章(欠点を苦にしない方法;お盆の過ごし方 ほか)
寸の章(いつかは終わりがくる;放置したらどうなるか ほか)

著者等紹介

土屋賢二[ツチヤケンジ]
昭和19(1944)年11月26日生まれ、岡山県出身。50歳でユーモアエッセイの執筆を始める。現在、お茶の水女子大学教授(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

73
ナンセンス極まりないです。ひねくれた語り口のユーモアエッセイ。理屈をこねくりまわしながら吐く毒舌がたまりません。自虐ネタが多いのも笑えます。こんな口車なら乗せられたいと思いました。2016/02/06

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

65
ツチヤ先生の口車にまんまと乗せられてあっという間に読了。ツチヤ先生本はこれで6冊目。本書は、週刊文春に連載したエッセイをまとめたもの。ドアノブを引き抜くH教授のの話、「サンダー・チューブ」で遊んでいる様子など思わずふいてしまった。相変わらずのひねくれぶりにも、クスクス笑いがこぼれる。とにかく読んでいて楽しい。そして、後に何も残らない潔さが、いつもながらに鮮やか。今回の解説は、藤巻健史氏。ツチヤ先生の広範な人脈には驚いた。2021/04/11

10$の恋

38
いかんいかん、「まえがき」から口車に乗せられそうだ。なになに?この本が売れない理由?ふむふむ、あはは♪…いかんいかん、ついつい読み進めてしまう。例によって4つの章に分かれている。「口の章」「先の章」「三の章」「寸の章」…口先三寸かぁ…いかんいかん、もう引き込まれてきたぞ。こうなりゃ口車にのっちゃえ!土屋先生のヘリクツ爆発、ああ言やぁこう言う、凛として堂々といじける、いじけ方がカワユイ♡土屋先生の日常に転がる「物言い」の種は無限。よくもまぁこんだけ笑かしてくれるね♪結局最後まで口車にのっちゃった(笑)。2021/04/20

aiaimo`olelo

35
お茶の水女子大学教授で哲学者のエッセイ集。こんな人がお茶大の教授になれるのか…(笑)飄々としていながらもまわりくどい運転をするツチヤ先生の口車。革のジャケット、腕立て伏せ、お盆の過ごし方などをテーマにツチヤ先生の思考実験が繰り広げられます。理屈、理屈、、むしろ屁理屈のオンパレード(笑)奥様への辛辣な悪口は変わらずも、なんならこれは奥様への、ひねりにひねってひねり過ぎてひねくれてしまった愛情表現(笑) 1つのテーマが4、5ページで読めるのですきま時間の読書に良かった。紹介してくださった読友さん、ありがとう。2021/03/24

じょうき

15
いつもながらの名調子。読めば読むほど癖になる。ユーモアのさじ加減の絶妙さが素晴らしい。女性に関するコメントなど、ひとつ表現を間違えると大バッシングである。それを、にやにや笑いで済ませられるユーモアに落とし込むセンスはすごい。学部長になったことについてのエッセイがいくつか収録されているが、結局本当のところどんなだったかがさっぱり見えてこないということに読み終えて気付き、おかしくて仕方なくなった。やはり土屋先生の作品は間違いない。2023/02/03

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