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文春文庫
ソクラテスの口説き方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167588076
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「なぜ結婚すべきか」「好まれる中年男」「命令に従わせる方法」「妻のために死ねるか」など、人生におけるさまざまな難問をあらゆる角度から笑い飛ばし、読めば読むほどなぜか戦意喪失させるツチヤ教授の爆笑エッセイ。

目次

戦の章(女の論法の研究;人類の不幸 ほか)
意の章(プロ野球には失望した;みんな専門家 ほか)
喪の章(神の性質;命令に従わせる方法 ほか)
失の章(酒飲みは不可解だ;何が自分の望みか ほか)

著者等紹介

土屋賢二[ツチヤケンジ]
昭和19(1944)年岡山県生まれ。お茶の水女子大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

42
悪口に自虐ネタのオンパレードですね。それでも不快にはならず、寧ろ爽快になります。時々クスリと笑わせてくれて、時々ニヤリとさせてくれるんですよね。嫌なことばかり書いていても、親密な人への愛情と皮肉がこもっているように感じます。頭の中をすっと抜けていく快感、頭のいい人が書いているのに崩れた感じがたまりません。気構えすることなくゆるゆる読めるのがいいですね。2014/10/11

ちさと

28
週刊文春の連載コラム「棚から哲学」をまとめた、棚にも哲学にも関係ない1冊。へ理屈をこねたような話を愛でるのが心地良い。とは言っても哲学者。「免許書の写真」では個体の識別方法を論じたり、うーん、他には哲学的な言論は見つけられなかったかも。笑 お正月バラエティーを見る感覚で、脳みそへエンターテイメントを供給。2019/01/03

akira

22
最近ついつい手に取ってしまう土屋本。 ゆるいながらもどこかしら鋭い思考の片鱗を感じて以来、1年で1冊くらいでいいわと思っていたペースが倍以上になっている。徐々に思考が影響を受けはじめている点もびっくりする。 オヤジとはなにか。オヤジに生きる価値はあるのか。オヤジの生きる意味とは。そう感じずにはいられない実例の数々(嘘かもね)。今こそ、決起の刻! 「家庭と職場における基本的に人権の尊重」2016/10/25

uD

16
土山先生の本は2冊目。 前に読んだ本は笑い半分真面目に哲学半分、といった感じでしたが、本書は笑い9割以上の印象です。とにかくめちゃ笑いました。しょうもない言い訳やとんでもない屁理屈が、個人的に好きだからでしょうか?いちいち面白くてなかなか読み進めません。最終章あたりで思い出したかのように、哲学しているのもまたツボでした。 大きな哲学的テーマに対して、笑いを使って斜めから切り込む姿勢がこの著者の良いところだと思います。(しかもちゃんとおもしろい) 月1~2冊ぐらいでペースで他の著書にも触れていきたいです。笑2019/02/25

おかゆ

12
この人面白いな!でも読んだ端から忘れてく(笑)こんなエッセイ初めてです。助手とのかけ合いが秀逸。説明に費やすボキャブラリーもすごい。もしも桃太郎だったら/助手から申し上げます/プロ野球には失望した/神の性質/レポートのいろいろ/落選して/妻のために死ねるか/ソクラテスの口説き方…が辛うじて思い出せるエピソードです。もちろん全部面白かったよ!でも忘れてくんだよ…2013/12/17

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