文春文庫<br> マイ・ラスト・ソング―あなたは最後に何を聴きたいか

文春文庫
マイ・ラスト・ソング―あなたは最後に何を聴きたいか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 194p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167581022
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

死ぬ間際に聴きたい歌を一曲選ぶとしたら……。「影を慕いて」「何日君再来」「カチューシャ」など、懐かしい歌に託して思い出を綴る随筆集

内容説明

もし最期の刻に一曲だけ聴くことができるとしたら、どんな歌を選ぶだろうか―。上村一夫と「港が見える丘」、若山富三郎と「時の過ぎゆくままに」、美空ひばりと「さくらの唄」、戦時中に流れた「ハイケンスのセレナーデ」から「何日君再来」、讃美歌まで、忘れえぬ歌と人にまつわる思い出を名文で綴ったエッセイ集。

目次

アラビヤの唄
港が見える丘
時の過ぎゆくままに
幌馬車の唄
さくらの唄
影を慕いて
哀しき子守唄
落日
ハイケンスのセレナーデ
父母の声〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

3
久世光彦さんが、今わの際に聴きたい曲を特集した本が、全部で5冊出ています。やっと全部読み終えました。この5冊の本には、重複する歌もありましたが、知らなかった歌や、知らなかった歌手など、素敵な発見が沢山ありました。それにしても、インターネットの便利さには、あらためて助けられました。本を読みながら、何度もパソコンを開いては、曲や人名を検索し、 新しい世界が開けたような気分になれました。

さだはる

1
読書会用。YouTubeのお陰でほとんどの曲を聴きながら、読むことができた。有り難かった。戦前戦中の曲にこころを打たれるものが多かった。「父母の声」など感涙もの。辛い時代だったからこそ、家族を思う気持ちがストレートに伝わって来るような気がした。しつこいようですが、今回はYouTube様々でした。2018/03/22

アン

1
昭和の香りがいっぱい。懐かしさと新鮮さが全編にあふれている。 歌謡曲や演歌は苦手だったけど、この時代はこれだったんだと思う。 さて、自分のラスト・マイ・ソングは?2014/10/22

みつひめ

1
人生で最後に聴くなら、どんな唄がいいか? そんなテーマで久世光彦さんが書いたエッセイ集。歌は世につれ世は歌につれというけれど、ひとつの歌からこんなに豊かな世界が広がるとは…。わたしなら、なんだろうな?と、ふと考えてみたりしています。2010/08/11

横丁の隠居

0
以前読んだのだが、当時音源が手に入らないものが多く、隔靴掻痒の思いをしていた。「あとがき」の日付が1995年3月だから、インターネットはよちよち歩きを始めた頃だ。今となってはこの本に出てくるほとんどの曲をYouTubeで聞くことができる。これもYouTube/JASRACの著作権管理への寛容さのおかげではないだろうか。みんな自分の好きな曲を手間を惜しまずにアップロードしているのだろう。著作権保護も大事だが、その前にとにかく聞いてもらわなければしょうがない、という事情もある。2017/11/20

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