出版社内容情報
心はどこにあるか。心臓?まさか!脳にあるに決まっている──というと怒る人がいる。頭でわかっていても心が許さないのかナ?
内容説明
解剖学者による社会解剖。臨死体験、有名人の脳、手塚治虫の生命観など一読、脳もスッキリする痛快エッセイ。
目次
残された唯一の自然
人体の博物館
日本の思想
プラスティック人間創世紀
殴るとはどういうことか
人形とはなにか
言語とはなにか
日本語の特徴
手続きはなぜあるか
正しいとはどういうことか〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
34
「もし、文化の間に相互理解があり得るとしたら、それは学問を通す以外にありえない。それ以外は人間どうしの理解である」(差異の体系)2015/02/12
bittersweet symphony
2
未読本棚にあった養老本はこれで最後(bookmeter登録分では5冊目)。三木成夫・養老孟司・布施英利という学問的ファミリーツリーがあるんですね。三木成夫ルートで吉本隆明つながりがあろうかと検索したら対談はあるようで追ってフォロー。布施英利本は未読本棚に一冊あるので連鎖読みすることになりそうです。2021/10/23
のてぃお
2
養老さんの本は今回が初めてですが、雑誌に掲載されたものを集めた短編集でもあり、養老さんがどのような人で、どんな考えを持っているかを知る上では、この本を最初に取って良かったと思います。2010/12/09
hibimoriSitaro
1
再読。1995年6月初版の1998年10月9刷。I部は「諸君!」,II部は「文學界」に連載されたコラム集である。だいたい時評と書評に分かれている。唯幻論と比較されるの嫌だろうなと勝手に思ってたので,岸田秀先生への言及があってひどく驚いた。他にもアライグマ・山本達彦・手塚治虫など知った名前が散見されて嬉しく読める。書評のほうは未読の本ばかりだが,それでもひょいとスティーブン・キングが登場したりする。2022/11/28
yuya
1
ゴキブリの話と身体の博物館と子どもとお金2019/10/14