出版社内容情報
なぜ「あしひきの」は山・峰にかかるのか。「そらみつ大和」とはいかなる意味なのか。「もう一つの万葉集」の著者がナゾに挑戦!
内容説明
たらちねの、たまほこの、にきたつに…。これらの枕詞は「意味が失われたまま伝承された和歌の修辞語」とされてきた。しかし古代韓国語で読むと驚くべき意味がうかびあがってくる。なぜ「あしひきの」は山・峰にかかるのか。「そらみつ大和」とはいかなる意味なのか。「もう一つの万葉集」の著者が放つ解読シリーズ第二段。
目次
枕詞とは何か
「非枕詞」について
第1部 枕詞の秘密(あしひきの;たらちねの;おくやまの;たまほこの・いなむしろ)
第2部 「非枕詞」の秘密(ひとごとを・うづらなく;ゆふされば;にきたつに)
第3部 枕詞の大意一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サチ
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爆笑レベルのトンデモ本。やりきっているならまだしも、自分に都合の良い数例を以って、「故に全部当てはまる」だのとのたまえる神経にびっくり。
Furtwangler1
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今まで意味不明だった「枕詞」の意味を解明した書。 ただでさえ字数に厳しい制限がある詞歌の約2割を充てている「枕詞」。これに大した意味がないなど常識ではありえない。100ページの短篇小説に例えるなら最初の15ページ程を意味のない文字で埋めつくすようなものだ。 「枕詞」の意味を解明することによって、他の句と区別する必要がなくなった。「枕詞」なる言葉は万葉集においては使う必要はなくなるだろう。枕詞とは、学問的怠慢と同義になるかも知れない。