文春文庫<br> 「乗ってきた馬」亭の再会―警視リチャード・ジュリー

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文春文庫
「乗ってきた馬」亭の再会―警視リチャード・ジュリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 538p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167527242
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ボルチモアで殺されたイギリス人が旧知の貴婦人の遠縁にあたると知って重い腰をあげ、海を渡ったジュリーを迎えたアメリカの魅惑

内容説明

休暇を取って転職先を探すジュリーに、旧知の貴婦人からお呼び出しがかかった。知人の甥がアメリカで殺された事件を調べてほしいという。レディに弱い警視、渋々大西洋を渡り、ボルティモアへ。E・A・ポーゆかりの地で起こった三つの殺人事件を結ぶものは。勝手の違う土地柄にとまどいつつも、いつもの仲間が名推理を披露。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

菱沼

1
発見再読シリーズ23。これは、ちょっと読むのに苦労した。マトリョーシカ人形のように入れ子になった話中話が必ずしも面白いわけでもなく、自作を読み上げるメルローズのまわりで熱心に聞き入る友人たちというのも、あまり現実的なシチュエーションとは思えない。(まあ、小説であって現実ではないわけだけれど)銃撃戦も破壊もないけれど、ヒューイとメルローズの道行きは、映画「ダイハード3」のマクレーンとゼウスのようでコミカルだった。メルローズはこのシリーズのお笑い部門担当だったのか、と改めて思う。2024/03/05

meemee

1
ジュリーたちが来なかったら、誰も繋がりに気づかなかったのでは?2019/10/24

ブル-ス

1
人間は持って生まれたものと一緒に死んでいくのよ キャロルーアン2018/09/08

ちあき

1
アガサの出番が少なくて物足りないと思う日が来るなんて(笑)。ウィギンズくんが権利上の男爵である可能性があると知ってちょっと浮かれてるのが可愛い。たまには彼が凛々しく活躍する話を読みたいけど、いついかなる時も薬を手放さずマイペースなウィギンズだからこそ愛しいともいえる。2015/04/18

madhatter

1
「ジュリー一行アメリカに行く」の巻。『酔いどれ』とは逆だが、アメリカに来たイギリス人の描写はなぜか嫌みがなく微笑ましい。地の利のせいか(実地に調査もしたようだ)。さて、アメリカで起こるイギリス的な犯罪という物語は面白い(但しやや冗長。第三部とか要らなくね?)。しかし、推理小説としてはどうなのか。動機の説明はなされているが、それが他の人物の動機に優先する根拠はない。また、犯人を特定する証拠もない。毎度のことなのだが、推理小説という形式を取るのなら、謎解きはもう少し丁寧に扱って欲しい。2010/10/02

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