文春文庫<br> 談志楽屋噺

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文春文庫
談志楽屋噺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167522018
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0176

出版社内容情報

純粋な男、狂気の男、破廉恥な男……、落語家生活三十余年に出会った有名無名の芸人たちの、心にのこる様々な思い出とエピソード

内容説明

楽屋は、芸人にとって人生の重要な修業の場でもある。立川流家元の著者は、現在、落語協会、芸術協会が取り仕切る寄席に出演出来ない。30年余を過ごした寄席での楽屋への深い愛着と、そこで出会った有名無名の芸人たち。愛憎入り乱れて描く、狂気の男、純粋な男、小心な男、破廉恥な男たちの、面白くて哀しいエピソード集。

目次

第1章 狂気と冒険―若くして逝った芸人たち(純粋だった男たち―朝之助・円之助・馬治・橋之助…;メチャクチャなやつ―小痴楽;気が小さい男―小円遊;真面目の見本―つばめ;破廉恥―三平)
第2章 粋と爛熟―私の好きな芸人たち(鬼と呼ばれた男―馬風;音曲、紙切り、曲芸―小半治;惚れるだけ惚れまくった芸人―アダチ龍光東京の漫才師たち;粋な和っちゃん先生―泉和助;講釈師たち)
第3章 楽屋おもしろばなし
第4章 様々な落語家たち
対談 まず自分が1人抜きん出ることだよ(色川武大VS立川談志)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

94
竪川談志さんの楽屋噺。落語・・・最近は落語家も落語だけではなく「笑点」のようなテレビで大喜利やっているね。あれはほとんど話が出来上がっているそうだ。いくら落語家でも即座に回答できることは難しいと思うし、なにより落語家キャラの応じて作られている。白けてしまうけど。談志が若いときの落語界は放送コードだとかコンプライアンスやSNSもなかった頃なので今よりずっと面白くてアブナイ世界だっtことが本から伺い知れる。テレビのバラエティに現れう面白くないピン芸人などは当時はすぐに」消え去ったに違いないと思った。2023/03/24

honyomuhito

62
渋谷のパルコのライブショーで、始まったと思ったら、『今日はお前らに覚醒剤の打ち方とセンズリのかきかた教えてやる』。おっかないじじいである。戦後の芸事の世界の破天荒さは、現代ではとても想像できない。酒とバクチと女の仰天エピソードのオンパレード。『芸人、非常識だからいいんで、そんなに常識的な奴の話が聞きたきゃあ、教会へでもいって牧師の話か学校の先生の能書きでも聞いてろ・・・』だそうです。師匠ハンパねえっす!!凄いワネェー。https://chirakattahondana.com/談志楽屋噺/2018/08/18

kinupon

52
昔に見た噺家や話で聞いた噺家など、バラエティに富んでいて、さすが家元ですね。当時の匂いがしてきそうです。2019/11/05

やな

18
読むのにちょっと時間がかかったけど、当時のはちゃめちゃぶりがよくわかり面白かった(^-^)2016/12/05

0607xxx

17
飲む打つ買うを地で行く古き良き落語家を語る談志師匠。知らない落語家ばかりでしたが、談志師匠の語り口調で読みやすく、面白かった。2016/01/06

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