出版社内容情報
コンピューターを導入し、情報産業への転換に成功した日経新聞を軸に、大新聞社間での技術革新を巡る興亡を描く大型ドキュメント
内容説明
新聞社から活字が消えていく―。コンピュータで新聞をつくるという壮大な計画にむけて、日本経済新聞社は動きだした。アポロ宇宙計画に匹敵する難事業に社を挙げて取り組んだ日経を中心に、大新聞の変革期に新聞人が何を考え、どう行動したかを活写する、第17回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した傑作。
目次
プロローグ ニューヨーク
第1部 黎明
第2部 決断
第3部 始動
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いくすけ
1
ファ、ファクシミリ……('A`)と思ったが、技術戦も含めたメディアの熾烈な争いはおもしろい2010/04/11
c3po2006
0
★★★★★2016/01/05
スプリント
0
コンピュータによる紙面制作を実現すべく奮闘する新聞社とIBMの物語を軸として戦後の新聞社の興亡を描いています。各新聞社の内情も知ることができます。2013/11/25
unterwelt
0
コンピュータで新聞を作るという計画に動き出した日本経済新聞を軸に、技術がそれまでの新聞作りや会社そのものを変えていくことを描いたノンフィクション。まだ日経の話は事業が動き出したところまでだが、ファクシミリで新聞を作ろうとする朝日や借金にあえぐ毎日の話もありものすごく面白い。それにしても朝日と毎日が両巨頭だったというのは、今から考えるとピンと来ないところもある。朝日は分かるが毎日のプレゼンスが高かったというのが意外。2020/05/03
a.k.a.Jay-V
0
興亡と言うよりライバル社同士の攻防がメイン。下巻へ。2019/12/03