出版社内容情報
健康維持、人づきあいなど、"最後の文士"の処世術や取材・執筆秘話を、酒、釣り、旅のお伴をして最も信頼された文芸編集者が綴る
内容説明
明治、大正、昭和、平成の四代を生き、95歳まで書きつづけた作家井伏鱒二さん。その執筆の様子や健康管理、また人づきあいなど処世の術のあれこれを、44年ものあいだ酒はもとより、釣り、作陶、写生などのお伴をした元「群像」編集者が記す。“最後の文士”と人生の至福の時を過ごした者の心ゆたかな思い出。
目次
その日
初対面のころ
幼少時代
ハモニカ横丁
年下の友人
幸富講
盆暮会
釣師の誇り
叱られた話
好きな詩〔ほか〕