出版社内容情報
落合の四割は可能か？ 三盗の成功率は？ などなど＂記録男＂の異名をもつ著者によるプロ野球の数字にまつわる様々なエピソード集
内容説明
落合の打率４割は可能か？３盗の成功率は高いか低いか？ファウル打ちの名人はだれか？―長い間プロ野球の記録にたずさわり“記録男”の異名をもつ著者が、豊富なデータをもとに知られざる快記録、珍記録にスポットをあてた数字から見た隠れたるプロ野球エピソード集。これを読まずしてプロ野球ファンとはいえませんゾ。
目次
打率に響くポジションの利、不利
チームの全３安打を１人で打った選手
江川にせんじて飲ませたい稲尾の爪のアカ
ゾーン変更で落合の４割打者の夢しぼむ
「巨人びいき」の審判はいないことを記録が証明
低打率だと好守備でも選ばれないダイヤモンドグラブ賞の不思議〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
○子供の頃著者の書いたコラムをよく読んでいた記憶があり懐かしかったです。今以上に記録収集は難しい時代でありスコアブックを丹念に調べた結果であり、また他に類似の物がなかったので凄いなと思っていました。久々に読むと視点が多岐にわたりやはり面白かったです。古い時代が好きなことはよくわかりますが、これでもかというくらい江川を攻めているのはご愛嬌でしょうか？2021/06/08
山口透析鉄
19
宇佐美徹也氏の本も割と読んでいます。単なるデータではない、その背後に見える選手たちの人間模様等にも迫っていて、非常に想像力を刺激されるのが良いんですよね。 パシフィックリーグで長く記録の仕事をされた方ですので、知識はものすごく豊富です。1995/02/11
北山央晃
2
数字って味気ないものに思うのですが、これはとにかく違う。プロ野球史上活躍した選手たちが数字の向こうに躍動している姿が甦ってくる。長島、王もだが、江夏、落合たちがいかに素晴らしかったか。2013/03/02
